2018年 10月 26日
専門医とはある病気(たとえば腰痛などの筋骨格系の病気)については、熟知していて、経験も豊富ですよと世間に公表していることです。 その専門医が痛みの生理学を知らないと思いますか? 知らないんですよ。だから手術をしているのです。 藁をも掴む思いで患者さんは受診して大きな期待をもって手術するのでしょう。 従業員(看護師、理学療法士)はもう気づいていると思いますが、だれも医師に忠告できませんね。 医師は自信満々なのでしょう。 Aさん(70歳代、女性)は脊椎手術の件数を誇るB病院で脊柱管狭窄症などで4回手術を受けましたがよくなりませんでした。 私はB病院で手術を受けた人をいっぱい診ています。 腸腰筋、脊椎起立筋、大腿部、下腿部にできた圧痛点、数カ所にトリガーポイント注射をして動いてもらいました。 Aさんはすぐに軽くなったと笑顔でお答えになりました。 慢性化した筋筋膜性疼痛症候群なのです。つまり中枢性の痛覚過敏症です。それしかありえません。 A「今度はいつ来たらいいのですか?」 私「個人差がありますのでなんとも言えませんが遠方(山を超えた所)ですので1週間〜2週間したらきてください。」 「薬が必要かどうかも経過をみて判断しましょう。」 「どのようにして来られましたか?」 A「夫に車でつれて来てもらいました。」 私「なぜここに来ることになったのですか?」 A「B病院に入院している時にお友達になった方から、電話で聞いたのです。その方も手術をしたが良くならなかったのですが、こちらでとても良くなったから行ってみなさいと。」 私「そうですか、そういう方、とても多いですね。」 「きっとよくなると思います。なるべく歩いたりして動くようにしてください。」 脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアが腰や下肢の痛みやしびれの原因になることは決してありません。 神経を圧迫すると痛みやしびれが生じるという生理学は存在しないのです。
by junk_2004jp
| 2018-10-26 19:00
| 慢性痛
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