心療整形外科

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2018年 12月 04日

神経障害性疼痛の誤解




[痛 みの定義] 国際疼痛学会 
  
1986年

精 神科医 Harold Merskey を座長とするグループ

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。

① あきらかな組織損傷を伴うもの

  • 組織損傷の治療と痛みの治療は別のもの。積極的に痛みの治療を!
  • 組織損傷が閉鎖しても痛みが残ることがある。標準的には3ヶ月といわれている。
  • 炎症性疼痛、急性痛
  • リウマチ、痛風
      
② 組織損傷があるように表現されるもの(あきらかな組織損傷がない)

  • 神経障害性疼痛=慢性痛
  • 3ヶ月以上続く痛み
  • 「ズキズキ」などオノマトペで表現される。
  • 痛みそのものが治療の対象(組織損傷はない)
  • 発達障害、ACなどで二次的に不安障害などがあるときは当初から慢性痛の様相を呈す。
  • これが謎の痛みだった。「**神経痛」「椎間板障害」「軟骨障害」「心因性疼痛」とか名付けていた。
  • 最近ではこの痛みの本態は「中枢性感作」=「痛覚過敏」といわれている。
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ビデオの表現では脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫を受けて神経障害になったと誤解されるのではないか。

「中枢神経機能障害性疼痛」という表現のほうが誤解されないのではないか。

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by junk_2004jp | 2018-12-04 13:42 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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