心療整形外科

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2018年 12月 21日

日本の痛み治療の2大間違い「心因性」と「神経根性」


次の2つの画像は薬の説明のパンフレットからだが、気になったので一言。

「非器質的(心因性)」「神経根の圧迫」この二つの間違った概念が医師の頭にこびりついている。そのように勉強してきたからか。

この世代の医師が引退しなければならないのか。

神経根が圧迫されても痛みやしびれはおきません。だから「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって神経根が圧迫されて痛い」という診断は正当性がありません。

痛みは次の二つに分類される

①「ケガに伴った痛み」「痛風、リウマチによる痛み」・・・・炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、急性痛

ケガの治療と痛みの治療は別の問題で、痛みの治療は優先されるべき。

②「ケガが治ったのに痛い」「ケガがないのに痛い」・・・・・神経障害性疼痛、慢性痛、(心因性疼痛)

侵害受容性疼痛から神経障害性疼痛に移行したもの

最初から神経障害性疼痛だったもの(発達障害、アダルト・チルドレン、いじめ、レイプ、ハラスメント)

この二つがあるがその診断は経過をみないとわからないことがあるし、クリアに分類できるものではない。

筋肉が攣った痛みである「ぎっくり腰」はケガの痛みなのか?電子顕微鏡で筋肉を観察すればケガが発見できるかもしれないが、それをケガというのか?どちらにしても、すぐに痛みをとってやるべきだ。

テニス肘の初期は筋肉や腱の微小損傷なのだがそれをケガというべきか?

運動会の次の日に痛いのは遅発性筋痛というが、若いとすぐ回復するが高齢になると長引くことがある。これをどういう表現をすればよいのか。

とにかく痛みを早く取ってやることがキーポイントだ。

慢性痛は幻肢痛や帯状疱疹後神経痛などのCRPStype2を除けば、筋筋膜性疼痛症候群なのだ。ということは急性痛もそういうことになる。急性痛はそれにケガが付いていると考えればよい。

痛みの生理学を勉強すれば、おのずと「筋筋膜性疼痛症候群」と「生物・心理・社会的疼痛症候群」に行き着くはずだ。

「心因性」と言っている痛みも「神経根性」と言っている痛みも筋筋膜性疼痛だと気づくはずだ。

医師が他の治療家と大きく違う点は、診断してそれを患者に告げることだと思う。どのように告げたほうが治りがよいかを考える必要がある。

次に、治療手段がとても多いことだ。これがアダになっていることも少なくない。たとえば神経根ブロックやヒアルロン酸の関節注入、手術もいい結果でないことが多い。薬の選択も多い。

現状では無医村の高齢者の方が元気だと言われかねない(笑)。

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by junk_2004jp | 2018-12-21 14:01 | 慢性痛 | Comments(0)


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