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心療整形外科

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2019年 03月 07日

Choosing Wisely(チュージング・ワイズリー、賢明な選択)


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以下、「おとなの週刊現代より
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医療経済ジャーナリスト 室井一辰氏

チュージング・ワイズリー

2012年から、米国内科専門医認定機構財団が米国の医学会を巻き込んで始めた全米キャンペーン

特徴は医師たちが自ら必要でない医療を特定している。

なかでも「やるべきでない手術」としてまず挙げられるのが腰痛だ。手術をした結果、むしろ症状が悪化することもままある。

「チュージング・ワイズリーでは、腰痛への医療行為は慎重にすべきだというのが共通認識になっています。実際に手術をしても痛みが治らず、結局、歩けない、座っていても辛いということになるケースもあります。脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの手術がその代表です。」


そもそも腰痛は手術をしたところであまり効果が期待できないと語るのは加茂整形外科医院院長の加茂淳氏だ。

「神経が圧迫を受けているために痛みやしびれが生じる」という考え方自体が間違っています。現代医学では、そのような慢性の痛みは、中枢性の痛覚過敏だと言われています。

痛覚過敏はたとえるなら、火災報知器の故障のようなもの。火災報知器が過敏になってしまって、タバコに火を点けただけで火災報知器が鳴ってしまう。痛覚がそのような状態になったときに、慢性痛が起こる。

「痛いからと、整形外科にいくと、レントゲンやMRIを撮られてしまいます。60代、70代の高齢者がMRIを撮れば、健康な人でも、60〜70%は脊柱管が狭くなっていますし、同程度の人がヘルニアだと言われています。それで無駄な手術を受けさせられ、症状が悪化してしまうのです。」

さらに恐ろしいのは予後がよくないために手術を重ねることだ。「2回以上手術を受けた人は全身に激しい痛みが生じる繊維筋痛症の症状が出ることがあります。手術をすればするほど痛覚が過敏になり、痛みの範囲が広がっていくことがあるのです。」


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このことは患者さんにとっては、心身的、経済的、時間的に大きな負担になっています。

医師からすれば、プライドの問題があります。どちらの言っているのがより正しいのか。

限られた医療費のパイの分配に不公平を感じています。厚労省は生理学的に考えられない治療や検査は保険から外すこと。


by junk_2004jp | 2019-03-07 22:01 | Comments(0)


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