人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2019年 08月 24日

四肢のしびれでクビのヘルニア(頚部脊髄症)の手術をしたがよくならない

昨年頚椎ヘルニアによる脊髄症のため脊髄圧迫解除の手術を受けたXです。7年ほどから起こった腕と脚のしびれが気になり内科、神経内科、整形外科などを受診していました。どの科でもしびれの原因がわからず、一昨年に脳神経外科で受けた頚部CTで判明、自然治癒は不可能、歩行不能や膀胱直腸障害がこのあと進む可能性あり、また、このままで転倒すると四肢麻痺のおそれがあると説明されました。ですが、術後もしびれが広がり、さらには強まり続けており、肉体的にも精神的にもつらい日がずっと続いています。神経内科も整形外科の先生も「運動機能が問題もなく全身がしびれる」症状に該当する病名はないとのことで抗不安薬とリリカを処方されています。一昨日に加茂先生のホームページやブログに出会い、目を皿のようにして拝読し、筋性疼痛のことを初めて知りました。加茂先生の理論は私の意識を180度変えてくださいました。痛みやしびれの犯人が神経ではないとは!神経がこのつらいしびれとは関係ないのであればまた脊椎のヘルニアなどの問題が見つかり手術を受けるのは本当に恐ろしいです。

ヘルニアが脊髄を圧迫して脊髄マヒが生じることがある。脊髄は第一腰椎のあたりまでなので腰で起きることはない。ほとんどが頚椎で起こる。

痙性マヒ(痙性歩行、手指の巧緻運動障害)、腱反射亢進、病的反射(バビンスキー、クローヌス、トレムナー)で視診、問診で見当がつく。

運動神経のマヒが初発で知覚が最初から侵されることはないように思う。知覚がマヒすると、ジンジンした「しびれ」ではなく知覚鈍麻〜知覚脱失だ。

相談者は運動は正常なので脊髄症(脊髄マヒ)ではない。だから手術をしても変化はなかった。

頚部脊髄症の患者にたまたま筋性疼痛によるしびれ(ジンジン)が合併していることはある。手術をして痙性マヒは改善するかもしれないがしびれは改善するとは限らない。

先生からの問いかけで気づいたことがあります。弱いしびれに初めに気づいたのが突発性難聴で入院した直後だったこと。その後も難聴のストレスと不安が増大するとともにしびれが足裏から上るように広がり、続いたこと。頚椎ヘルニア脊髄症の診断後にしびれが階段上に増悪し続けたこと。しびれは徐々に強くなり24時間ノンストップで眠りも浅く、そのストレスと不安により引きこもりのような生活で極度の運動・活動不足であること。30年間毎日でる慢性のじんましんも含め自律神経は弱そうだと感じること。一連の流れを通して、常に緊張と不安を感じやすい己の性質から、慢性のじんましんや突発性難聴を経験し、しびれが広がり続けるなかで「たまたま頚椎ヘルニアの脊髄圧迫が見つかった」印象があります。

メールでの問診で、しびれは「不安障害」の身体症状だと思われた。突発性難聴も蕁麻疹も同じことなのだろう。

「どの科でもしびれの原因が分からず・・」はお粗末だ。神経内科の医師だけがそれらしきことを言ったそうだが。

整形外科の外来は問診、視診、触診、反射、経過で99.9%診断できる。


四肢のしびれでクビのヘルニア(頚部脊髄症)の手術をしたがよくならない_b0052170_02453854.jpg
うつや不安の体の兆候


四肢のしびれでクビのヘルニア(頚部脊髄症)の手術をしたがよくならない_b0052170_02454207.jpg
うつや不安の心の兆候


⭕️先日、興味深い症例があった。

右手は肘部菅にての尺骨神経マヒ。骨間筋の萎縮、独特な4、5指の伸展障害。
左手は手掌全体がしびれている。ジンジンした感じ。前腕の筋筋膜性疼痛症候群だった。

右手は神経麻痺、左手はジンジン、いわゆるしびれ。

学生さんに供覧したいような症例だった。

「肘の内側を叩くと指先までひびく」これは神経を叩くとひびくのではなくて、肘の内側の筋肉などの関連痛だと思う。






by junk_2004jp | 2019-08-24 02:42 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


<< しくじりの根元はこれ→神経根障害      ダイヤモンドオンライン「究める... >>