人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2019年 08月 30日

肘部管症候群(尺骨神経マヒ)で手術が必要といわれたが?

2年前より、左4、5指にしびれあり。ゴルフが原因か、仕事でも手を使うが。
尺骨神経マヒなので手術が必要と言われているが、カイロプラクターに当院を受診するようにいわれた。

肘部管症候群(尺骨神経マヒ)で手術が必要といわれたが?_b0052170_18372531.jpg
図のような圧痛点数カ所にトリガーポイント注射、手背の骨間筋の圧痛点にも注射。注射後手を振ったり、指の屈伸をしたりした。しびれはとても改善した。

骨間筋の萎縮もなく、知覚鈍麻はなくジンジンした感じを訴える。尺骨神経マヒではなく、筋筋膜性疼痛症候群だ。

カイロプラクターから当院にしばしば紹介されるが、筋骨格系の痛みの診断(判断)において、医師より優れているように思われることが多い。

カイロプラクターの業界のことを詳しくは知らないのだが、Face Bookを見ていると、気のあった仲間10人ぐらいで、ガヤガヤ言い合って勉強しているように思う。

医師も勉強しているのだが、1時間ほどの講演を聞く、いわゆる学会形式のことが多いのではないかと思う。

脊柱管狭窄症の痛みは異所性発火だという講演を聞いても、私は手をあげて質問するわけでもないし、そこで議論しようとも思わない。

肘部管症候群(尺骨神経マヒ)で手術が必要といわれたが?_b0052170_18420507.jpg

肘部管症候群とは尺骨神経が肘のところで絞扼されることによりマヒになる。

肘部管症候群(尺骨神経マヒ)で手術が必要といわれたが?_b0052170_18442723.jpg
図の点線の小指側に知覚脱失。骨間筋の萎縮。小指の独特な変形。





by junk_2004jp | 2019-08-30 19:08 | MPS


<< 筋筋膜性疼痛、トリガーポイント...      いろんな筋筋膜性疼痛症候群 >>