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心療整形外科

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2020年 10月 16日

今すぐすべり症、狭窄症、ヘルニア、分離症という病名を使用禁止にしろ

すべり症、狭窄症、ヘルニア、分離症が痛みの原因に絶対にならない。

しかしそういう病名をいったん専門医から告げられるとそれがトラウマとなる人がいる。

動作恐怖になる。痛みがでるたびに「すべりが大きくなったのでは?」と恐怖心が強くなる。

医師を信じて固定術などをするとそれはもう大変な辛さで医師を恨みつつ人生を送ることになる。私はそんな人を何人も診てきた。

痛みの本態は筋筋膜性疼痛なんだ。簡単にいうと筋肉痛、筋肉のコリ、攣り、張り、攣縮なんだ。

ほとんどの医師はこれを習わない。だから知らない。だから触診をしないで画像ばかりを見る。

医師も勉強をしていて忠実に診療しているのだが、それがかえって裏目に出ているわけだ。

高齢の医師は今更しかたがないが、若い医師は辛い人生を送らないように頭を切り替えることだ。

患者さんもそういう医師に出会ったとしても、「勉強不足のかわいそうな医師」とでも思いなさい。

現状では医師に画像診断をしてもらうのは危険をはらむという奇妙なことになっている。

画像検査は骨折の有無、悪性腫瘍、感染症、リウマチ系の鑑別の意味しかない。

今すぐすべり症、狭窄症、ヘルニア、分離症という病名を使用禁止にしろ_b0052170_20202046.jpg

掲載了解済、この写真に患者さんは何年も苦しめられる。

今日いただいたメール。このような相談はしばしば受けています。

豊かであるべく人生の最終章が医師の誤診によって辛いものになる。

私には現在80歳の父がいまして、脊柱管狭窄症と診断されており、日々の生活の中で腰の痛み、足の痛みが酷く苦しんでおります。現在は病院では特に治療されるわけでなく、病院から処方された「リリカ」という痛み止めを飲んでいるだけの状態で、あとは手術しかないといわれています。




by junk_2004jp | 2020-10-16 20:33 | 慢性痛


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