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心療整形外科

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2020年 10月 18日

きついガードルが腰痛の犯人だった

Tさんは足小指を強打した。痛みをかばう格好で仕事をしているうちに反対側の股関節痛、腰痛がでてきた。

行きつけの整体院にいくも改善せず、整形外科を受診、レントゲン異常なし。

コルセットを処方されたが改善せず。

腸骨筋、脊椎起立筋に圧痛あり。数か所の圧痛点に0.5%メピバカイン(局所麻酔剤)を少しずつ注射して、動かした。すぐに痛みは消えて歩行も楽になった。

しかし、次の日も次の日も痛みを訴えて来院した。

腸骨筋を触診するとき、産後で骨盤が広がるのを防ぐためきついガードルをしていることを聞いていたのだが、特に注意をしなかった。

痛みが続くのでガードルをやめるようにいった。

結局それが腸骨筋を圧迫して痛みが続いていたのだ。

ガードルで腸骨筋を圧迫+小指の痛みをかばう動作=股関節痛、腰痛。

腸骨筋の短縮は骨盤前傾をまねき腰痛になることがある。

症例がいい教科書になる。

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by junk_2004jp | 2020-10-18 02:06


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