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心療整形外科

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2021年 09月 22日

痛みの生理学が爆発的発展があったのは約35年前

35年ほど前、1980年中ごろ、痛みの生理学の爆発的発展がありました。

基礎医学の生理学の発展です。

医学は基礎医学と臨床医学からなっています。

基礎医学は、生理学、病理学、解剖学、薬理学、微生物学(ウイルス、細菌)など。

私が習った痛みの医学は発展以前のものです。

つまり、「軟骨、椎間板、半月板がすり減っている、老化しているので痛い」
    
    「神経がヘルニアなどで圧迫されているので痛い」

これらは、生理学的な理論に基づいているのではありません。伝承なのです。

1986年に痛みが定義されていろいろな事実が分かってきました。

ポリモーダル侵害受容器、C線維、Ąδ線維、下行性疼痛抑制系、グリア細胞の活性化、慢性痛、偏桃体、痛みの悪循環、中枢性感作、時間的加算、長期増強、神経性炎症、神経可塑性

これらの生理学の用語は35年以前の臨床医は知らないのです。

いまだに古い痛みの医学がまかり通っています。それも専門医が!

不思議に思いませんか。専門医が35年以上前の伝承医学程度なんです。

これには利権や名誉が絡んでいますのでなかなか難しいものなんです。

毎日、ヘルニアや脊柱管狭窄症、軟骨のすり減りなどと診断されて困っている人を診ています。

「あの有名な脊椎外科医、整形外科医は当然知っている」「教授なんだから知っている」というのは単にあなたの思い込みなんです。

最近の症例をいくつか書きますね。

①80歳代、男性、3年前、左手が顔面にもっていくと左肩が痛くでできない。頚のヘルニアが原因ということで頚の手術をした。今回は腰、尻、下肢の痛みで歩行困難。脊柱管狭窄症と診断されて治療しているがよくならない。10回ほど当院で治療してよくなった。

驚いたのは頚の手術の方で、今は顔に手が届くのだが、左肩の前方の筋肉の強い圧痛があった。医師の診断に驚く。

②40歳代、女性、3か月前、昼寝で起き上がるとき、頚に激痛が走る。A病院でCT、異常なし。B病院でMRI、ヘルニアあり。「家事もしないで安静を保つこと」といわれた。

両顎もいたくなる。歯科で顎関節症。

現在当院で治療しているが、改善しているが、まだすっきりしない。

痛みのでたその日に当院を受診していればおそらく、レントゲンも撮らずにその場で改善しただろう。僧帽筋、斜角筋などの伸張性収縮(攣り)がおきたのだろう。1~数回の治療でよくなると思う。

③脊柱管狭窄症と診断されている、トライアスロン家。腰を伸ばせない。太ももに痛みやしびれがある。腸腰筋にトリガーポイント注射ですぐに改善した。





by junk_2004jp | 2021-09-22 13:55


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