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心療整形外科

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2022年 01月 13日

手指のこわばり、しびれ

●数年前より両手の掌側のしびれ、動かしにくい、やや感覚鈍麻が続いている。特に小指側。仕事は両手で物を持つことが多い。いくつかの病院を受診。ということで遠方から来られた。

①「頚から来ている、頚椎の間が狭くなっていて神経が圧迫されているのだろう」×

②「肘部管症候群ではないか」×

③ペインクリニックでは腋窩神経ブロックを受けたが:腋窩では腕へ行く神経のケーブルが通っている。神経根ブロックのようなもの。

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図の圧痛点に0.5㏄ぐらいの0.5%メピバカインを美容整形で使うような細い注射針で注射して軽く揉んだ。手を振ったり、グーパーしたりした。症状は少し改善した。(図の黒点はイメージ)

長時間にわたる、鉄棒ぶら下がり、綱引き、腕相撲なんかを想像してごらん。

仕事が関係しているのだろう。慢性化しているので仕事を変えるか、方法を変えるか、あるいは手当をしながら続けるか。

肘部管症候群=尺骨神経の絞扼性マヒ・・・しびれではなく知覚脱失、鈍麻。筋委縮。
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●80歳代、女性、両手のしびれ、1ヵ月ほど前より。編み物。2回の治療で著明改善。

●80歳代、男性、両手のこわばり、しびれ。農作業(クワ)

「いくつかの病院を受診したが、レントゲンやMRIでおカネばかり取られたが全然よくならない。」とのこと。前腕にできた圧痛点をブロックして改善した。

●知人から次の相談メールがきた。このメールだけでは分からないが問題は「痛み、しびれ」なのか「マヒ」なのかです。多分上に提示したような慢性化した筋筋膜性疼痛なんでしょう。
68歳の友達からこんなメールが来ました。「年明けに整形外科で肘のレントゲンを撮ってもらいました。肘の軟骨が全く無く、骨もかなり変形して神経を圧迫している。治療法はなく進行する一方なので、手術するしか無いと言われました。物をつまむとかお箸を持つのに力が入らなくなってきたけど、その他の生活や合気道はできるので、折りを見て手術するつもり。」

医師の伝統的な欠点(自戒)

慢性痛のほとんどが筋肉の凝りなのに筋肉の知識がほとんどない。

神経が押さえられると痛みやしびれが生じると思っている。

マヒとしびれの区別がつかない。

どういう動作で痛みが生じたのか無関心。

触診をしない。

そして意味のない画像診断に頼る。

思い込みが強く想像力に欠ける。

上記と同じことが膝周辺で生じたら「変形性膝関節症」と診断。ふくらはぎなどに生じたら、たぶん、間欠性跛行になるだろう、脊柱管狭窄症と診断。→無駄な手術。

これが現実です。

痛みは慢性化すると厄介なものです。早期治療が重要です。

おまけ(伸側)「いわゆるテニス肘」

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by junk_2004jp | 2022-01-13 02:17 | 慢性痛


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