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心療整形外科

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2022年 01月 27日

椎間板ヘルニアと間違われる斜角筋痛

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斜角筋は頚から肋骨についている。頚を横に倒したり前に倒したりする。

長時間のパソコン、スマホ、顕微鏡、流れ作業などで痛みが生じる。最近とても多い。

サテライト・トリガーポイントは腕に生じる。図は正確な位置ではない。またサテライトがないこともある。

肘外側にできたTPに注射して手を振るとすぐにしびれが改善することがある。

最近、頚椎ヘルニアと誤診されている人が2人いた(手術前)。手術した人はしばしばみかける。

胸郭出口症候群は斜角筋間を通って腕へ行く神経や血管が圧迫を受けるためということらしいが、どうもTP症状の方が正しいと思う。

神経根痛説は間違い。神経を圧迫すると痛みやしびれが生じるという生理学はない。

痛みはいつも心理・社会的要因があるが、神経圧迫では説明がつかない。

まれに頚椎ヘルニアが脊髄を圧迫して脊髄マヒが起こることあり、病的反射がでるので診察すればすぐにわかる。軽い脊髄マヒなら筋痛を伴っていることがある。だから手術をしてマヒは軽減するが痛みは変わらないことがある。



by junk_2004jp | 2022-01-27 02:21 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


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