2022年 04月 20日
同じような症例が続くことがあります。昨日は「足の日」でした。 ①40歳代女性、「昨日より右足が痛くなりました。特に思いあたる原因はありません。」足の内側、踝の下方に強い圧痛が1か所ある以外は所見はない。外脛骨障害かなと思ったが、外脛骨(足の過剰骨)がありそうにない。 ②70歳代女性、「今日の午後から、急に左足が痛くて歩きにくい。特に思いあたる原因はありません。」拇指の表裏に4か所の圧痛点がある以外に所見はない。「明日、老人会の体操でリーダー役をしなければならないのです。」「気になっていましたが、それほど強いストレスを感じていたわけではありません。」 ③30歳代男性、「昨日より左足の裏が痛く歩きにくい。思いあたる原因はありません。」拇指裏に3つの圧痛点がある。痛風のような発赤、熱感はない。 いずれの症例も局所麻酔の注射を了解したので、圧痛点にそれぞれ0.5㎖ほど注射した。すぐに痛みはとれた。 もし注射を拒否して検査を希望したら、「レントゲンでは異常ないです。」「血液検査をしておきましょうか」「血液検査も尿酸は正常ですし、炎症反応もありません。」 「原因不明の痛み」ということになる。 シップですぐに治ることもあるだろう。治らないこともある。 このようなことは足だけに起こるわけではない。ただ、足の場合は起立や歩行にかかわるので人生に大きな影響を及ぼす。尾骨だと座れなくなる。 大原健士郎著 「あるがままに生きる」より 第7講 自分を省みる生き方を 次々と痛みに悩まされ(37歳・男・会社員) ー私が症状にとらわれるようになったのは、15年前からです。旅行中、左足底部に痛みを感じ、その後次第に症状が進み、東京の主な病院の整形外科、神経内科、ペインクリニック、スポーツ外来など受診、通院しましたが、症状をくい止めることができず、日常生活も苦しくなる一方でした。 足には何ら器質的な異常は認められないことを医師から言われ、自分でも心の病気であることを自覚しました。
by junk_2004jp
| 2022-04-20 03:37
| 急性痛
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