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心療整形外科

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2022年 12月 29日

椎間板ヘルニアをめぐる終わりなき論争

最初に腰椎椎間板の突出が坐骨神経痛を引き起こし得ると考えたのは、1911年のはGoldthwaitにさかのぼる。1934年、MixterとBarrの発表から腰椎椎間板ヘルニアの手術が徐々に世の中に広まっていったことは周知の事実である。
111年前の説を今でも信じて盛んに検査や手術が行われている。

痛みの生理学は爆発的に発展し、MRIも普及した現在でも100年以上前の説を信じている医師の多いことか。

マトがはずれているのだから費用も時間もかかる。

10年以上この仕事に携わり疑問を持たなかったとしたら、真面目に診ていないか、凝り固まった頭でこの仕事に不向きと言わざるを得ない。

ある鍼灸師がヘルニア原因説の医師に論争を持ち掛けられている。論争する場合は名前と素性を言わなければならない。

この問題は患者さんにとっても重要なことなんだが、多くのマトモナ医療者にとってもとても気になることだ。

本をたくさん読んで経験を積んで痛みに苦しむ患者さんに適切なアドバイスができる人になることだ。(なかなか難しいことなんだが)



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脳の痛み・心の痛み





by junk_2004jp | 2022-12-29 02:10 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


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