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心療整形外科

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2023年 04月 21日

開業41年で思うこと

痛みは早期治療(旬)が重要。痛みは癖になりやすい。癖にならないように痛みを早く消すことだ。

特に強い安静を指示しない。明らかな損傷(骨折、腱、靭帯の断裂)がある場合は痛みの治療と損傷の治療は二本立てで。

痛みの診療にはレントゲンやMRI、CTはほとんど役にたたない。それどころか痛みが癖になる原因になる。画像は骨折や脱臼を見つけるため、偽痛風の結晶沈着、強直性脊椎炎のバンブースパインなど特異的疾患を見つけるため。

医師が研修を受ける場所は大学病院や公立病院が多い。そのような病院では旬の症例(今朝から、数日前から)はほとんど経験しない。紹介されるのはこじれにこじれた症例だ。だから旬症例とこじれ症例との連続性が想像できないように思う。

痛みの研修には大病院は不向きなのだ。

また、大病院では外来、病棟、手術、リハビリを一人の医師が通して診ることが少ないと思う。

ここにも問題があるのではないか。

癖になった痛み(慢性痛)に対してはどのように対処すれば、金銭的、時間的にうまくいくのか検討することだ。

慢性痛治療薬(トラマドール、サインバルタ、リリカ、タリージェ、ノイロトロピン、アセトアミノフェン、ノルスパンテープ)も選択肢だ。

抗不安薬も時限的に使って有効なことがある。




by junk_2004jp | 2023-04-21 13:25


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