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心療整形外科

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2023年 07月 15日

理学療法士が椎間板ヘルニア!


私は理学療法士をX年間している、Aと申します。実は1ヶ月半前より、突然、左下肢の坐骨神経痛が発症しました。上の画像は、私のMRI画像です。脊椎専門のドクターのところで、「神経根ブロック」も受けましたが、全く効かなかったです。この画像を診てもらうと、どのドクターにも「これは痛いはずだよ。オペした方が早く楽になるよ」と言われます。。しかし、私も臨床経験上、ヘルニアのオペ後の患者さんでも、痺れだけは取れないとか、痛みが再発したとかたくさん聞いてきました。やはり、この画像と坐骨神経痛の相関は無いのでしょうか。先生のホームページを拝見して、とても納得がいきました。オペは避けたいと思っております。



仮説1:ヘルニアの部位で痛みの電気信号が生じる。それが脳にいくのだが脳は神経の先端部(下肢など)から来たのだと誤認する。これでは圧痛点が説明できない。

仮説2:ヘルニアがあるとその神経の先端部の痛覚が過敏になる。これを科学的に説明できない。ヘルニアがあっても痛くない人がたくさんいる。

背骨に重力が加わったとき、骨が強ければヘルニアが生じ、骨が弱ければ(骨粗鬆症)圧迫骨折になる。両方とも強い外力(転倒、物を持ち上げる)でなる場合と、いつの間にか、弱い外力の積み重ねでなることがある。

ヘルニアや圧迫骨折の治療と痛みの治療は別問題だ。

お尋ねの件だが・・・

MRIの所見(ヘルニア)は無視でよい。痛みは心理・社会的要因と関係がある。たとえば、緊張でおなかがキリキリ痛む、緊張で咳が続く、頭痛が続くことがある。

心身両面から治療すればいいのでは。心は「かえりみる」、身はトリガーポイント注射、鍼、マッサージなど。


by junk_2004jp | 2023-07-15 19:03 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


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