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心療整形外科

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2023年 09月 02日

痛みの原因

「軟骨がすり減っているのが痛みの原因」
「ヘルニアが神経圧迫しているのが痛みの原因」

これはよく医師が間違うところだ。

痛みの原因は外力だ。(リウマチ、痛風、感染症の炎症性疾患は除く)

  • 外力によって痛みと組織損傷が生じる。(いわゆるケガで捻挫、骨折など)
  • 外力によって痛みは生じないが組織損傷が生じる。(いつの間にか骨折、いつの間にか半月板損傷、軟骨損傷、椎間板損傷、腱板損傷)

組織損傷の程度は顕微鏡程度のものから骨折などの大ケガまで。

痛みの治療と組織損傷の治療は別の問題だ。組織損傷が治癒しても痛みが続くことがある。組織損傷の治癒とは損傷の断端が閉鎖した状態のことで元通りに回復しなくてもよい。

組織損傷が治癒(3か月)しても痛みが続くことがある。(感作)(慢性痛)(痛覚変調性疼痛)

軟骨障害があっても痛みがない人がいる。いつの間にか軟骨障害だ。医療の必要はない。

この人が畑仕事をして膝痛になったら、膝周辺の筋筋膜性疼痛なんだろうが、医師は軟骨障害のせいというだろう。

医師はレントゲンやMRIで痛みの原因を探ろうとするがそれが失敗の原因だ。

患者に間違った原因を教えることによって、患者は運動を控えるようになり悪化する。

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by junk_2004jp | 2023-09-02 20:48 | 痛みの生理学


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