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心療整形外科

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2023年 11月 28日

今まで間違っていた”痛みの医学”

渋谷欣一医師
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50年間の 痛みの医学の進歩として、“激しい痛み”がいかに悪いことであるか、痛みが痛みを呼び、痛みのある組織では交感神経の亢進がおこり、 循環が悪くなり、組織の治癒は遅れ、痛みをおこすブラドキニン、プロスタ グランヂンなど増え、痛みの神経が更に敏感になる悪循環がおこることが明らかになってきました。痛みを無くしなければ傷の治りも遅く、あとで慢性の難治性疼痛に繋がります。その医学的なメカニズム(痛みの可塑性)が明らかになってきました。

“痛みは小火のうちに消しましょう。火事にしてはいけません。”
“痛みを我慢してはいけません”
“痛みを小火のうちに消さなっかことが あとで慢性の難治性疼痛に繋がります“

骨折や靭帯損傷の治療と痛みの治療は別問題です。痛みの治療は早急に!損傷の治療は慌てずにその程度に応じて行う。明らかな損傷がない場合は安静より軽く動かすことがいい。

私は局所麻酔を使用していますが、鍼でも同じ効果が期待できる。ロキソニンやカロナールなどの市販の鎮痛剤は有効です。パップ剤も有効です。

痛み止めはごまかしではありません。




by junk_2004jp | 2023-11-28 13:26 | 痛みの生理学


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