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心療整形外科

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2005年 08月 26日

痛みを数値化 世界初の医療機器開発=岡谷の「オサチ」

岡谷市長地小萩2の「オサチ」(小松勝社長)は、痛みの大きさを数値化して客観的に判断する世界初の医療機器「閾(いき)値・痛覚測定システム(仮称)」を開発し、商品化に向けた量産体制を整えた。2006年3月に厚生労働省の承認を得る予定で、同年4月の発売を目指している。

痛みは主観的な感覚量のため、正しく他人に伝えることが困難で、医療現場でも患者自身の申告に基づいて医師が痛みの大きさを判断し、治療や投薬が行われている。

こうした状況を踏まえて、同社は感じている痛みの大きさと同程度の強度を感じる電気刺激を測定し、痛みを客観的に定量化する計測器を開発した。

パソコンを付属する大型タイプと計測装置を内蔵した小型タイプの2種類を製品化する計画で、どちらも腕に取り付けた電極パットから肩こりなどのリハビリで使う痛みを伴わない弱い低周波を流し、徐々にその量を増やしながら、刺激を感じた段階と、痛みと同程度の刺激を感じた時点を測定。3回繰り返して平均値を算出する。

同社は1998年に同システムを試作。2000年9月に米国、05年7月には日本でそれぞれ特許を取得した。現在、信州大学大学院医学研究科加齢病態制御学の橋爪潔志教授と共同研究を進めており、同大学と国立松本病院、東京大学医学部付属病院で臨床評価が行われている。

橋爪教授は報告書の中で、痛みが定量化できれば予防医学や治療現場の診療支援になるとしている。同社も「薬の投与が適正になるなどの診断の指標になる」と話す。大手医療機器メーカーと進めている市場調査では、糖尿病治療などに用いられる閾値評価のほか、治療効果の判断などの医療現場に市場を確認した。

価格設定は20万円から50万円を予定しており、岡谷市の本社工場で生産する計画だ。


それにしても、自己申告の域のようですね。買うべきなのかな?



by junk_2004jp | 2005-08-26 01:55 | 痛みの生理学


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