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心療整形外科

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2024年 01月 25日

筋骨格系の痛み「ポンコツ非科学的損傷モデルから科学的心理・社会的モデルへ」

損傷モデルとは軟骨がすり減っているとか椎間板がつぶれているとかいったことです。心理・社会的モデルとは情動(不安、怒り、悲しみ)や環境の変化などのことです。
「60年間,我々は“腰部損傷”という概念とともに生きてきました。それはあまりにも欠陥が多く,もはや正当化することはできません。その上、医原性なのです。我々にこれ以上の研究は必要なく,この概念はもはや有用性を失っています」
これは1999年に書かれたものです。適切な病名が必要です。レントゲンやMRIはほとんどの場合必要ありません。手術も必要なくなります。腰だけでなくてどこも同じです。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症という病名は注意が必要です。

痛みはいつでも速やかに止めるべきです。痛みの信号が脳に入り続けると、慢性痛、うつ状態、睡眠障害など様々な病態を起こします。

鑑別は悪性腫瘍、感染症、自己免疫疾患(関節リウマチ、脊椎関節炎)痛風、偽痛風、帯状疱疹後神経痛、CRPS2などです。

ケガのときは修復すべき損傷があるか?。損傷の修復と痛みの治療は別の問題です。3か月もすると損傷の断端は閉じます。元通りに修復しなくてもよいことが多い。断端が閉鎖したあとも痛みが続くことがないように痛みを積極的に止めないといけません。


 


by junk_2004jp | 2024-01-25 01:44


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