2024年 01月 26日
痛みの定義(国際疼痛学会2020) 組織損傷が実際に起こった時あるいはおこりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験 Ⅲ度Ⅱ度は「組織損傷が実際に起こった時」に付随する不快な感覚および情動体験 Ⅰ度は「組織損傷がおこりそうな時」に付随する不快な感覚および情動体験 ![]() 「治癒に要すると期待される時間の枠組みを超えて」 骨折、肉離れ、靭帯断裂、腱断裂、腱板断裂、半月板損傷、軟骨損傷、椎間板損傷が起きたとして、それが治癒するのに要する時間を3か月ぐらいとして、組織損傷が治った後も(3か月以上)続く痛みを慢性痛と言っている。「組織損傷の治療」と「痛みの治療」は別問題で痛みを早く止めないと慢性痛になることがある。特に近年ではMRIやCTでヘルニアや脊柱管狭窄、軟骨障害、半月板障害、腱板障害など健常者でもよく見られる変化が痛みの原因であるかのように指摘されると一層慢性痛化を増長することになる。 痛みの診療は経験がいる。レントゲンやMRIで写るのは警報装置が鳴っている原因ではなく、火事の結果のことが多い。結果を原因と取り違えて説明されることになる。心のピンチは当然写らない。
by junk_2004jp
| 2024-01-26 13:30
| 慢性痛
|
アバウト
カレンダー
LINK
最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
検索
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||