人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2024年 04月 06日

今まで間違っていた痛みの医学

間違った診断は初期治療、リハビリ、運動、薬の利用に影響を及ぼす。

間違い1:神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる。
具体的には脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア
生理学的には説明不可能であり得ない。痛みは脳で感じているのだから脳に痛みの信号がいかなくてはならない。電線を踏んだら電灯がついたといっているようなものだ。受容器のない神経の途中から痛みが発するのは異所性発火といい幻肢痛が有名だ。
圧迫を受けている部位(狭窄部、圧迫部)から痛みの信号が脳にいく。脳は痛みを感じるが、神経の先端部の臀部や大腿や下腿から痛みが来ていると誤認しているという説明になる。
ところが実際にはお尻や大腿、下腿には必ず圧痛点が存在する。圧痛点とは押さえて痛いポイントのことで、痛覚が過敏になっているポイントだ。ポリモーダル受容器が感作(過敏化)になっているのだ。脳が下腿から痛みが来ていると誤認しているところに痛みが実在しているということになる。
ヘルニアや狭窄があっても無症状の人は中高年になると半数以上にいるといわれる。
手術をしてもよくならないことが多い。よくなることがあるのは全身麻酔の筋弛緩効果なのかもしれない。よくなったとしても、痛みが再発することが多い。
しびれはジンジンとした感覚のことで必ず圧痛点が存在する。
痛みやしびれはなぜ? 筋筋膜性疼痛症候群だ。慢性化、広がる、心理・社会的要因。
間違い2:老化した(すり減った、ボロボロになった)関節軟骨、椎間板、半月板、腱板は痛みの原因だ。
関節軟骨、椎間板、半月板には痛覚神経がない。中高年の半数以上にこれらに老化変性が見られるが痛みがあるかないかは判断できない。
腱板や半月板、椎間板が傷むのは「いつのまにか」と「ケガ」の2種類がある。ケガの場合はしばらく痛い。
痛みの原因は筋筋膜性疼痛症候群だ。
今まで間違っていた痛みの医学_b0052170_17323633.jpg
今まで間違っていた痛みの医学_b0052170_17290518.jpg


by junk_2004jp | 2024-04-06 17:24


<< 【政策提言】当事者目線の痛み対...      腱鞘炎、関節炎 >>