2024年 04月 25日
痛みの本来の意味は危険を知らせる警報だ。 ● 異物が侵入したとき;炎症 ● ケガをしたとき(ケガの程度は大ケガから電子顕微鏡レベルまで) この時も炎症という形で痛みが起きる。ケガが治癒すれば痛みも(警報)も治癒すればいいが、そうとも限らないのが困ったものだ。 損傷の治癒とは、断端が元通りに修復しなくてもいい。断端が閉鎖状態を治癒とする。 多くの場合は筋の電子顕微鏡レベルの損傷なのだが、それが治癒すると思われる期間を過ぎても痛みの警報が鳴りやまないのを慢性痛という。 RSD、CRPSタイプ1という専門用語がある。 だから損傷の治療と痛みの治療は別だ!ということになる。 痛みの警報信号は電気仕掛けでケガの場合の起電エネルギーは重力だ。 重力によってケガが生じ、痛みの電気信号が鳴り始める。 脳に入力されるのだが、痛みの電気信号は履歴として脳に記憶される。パソコンの機能のようだ。 早く痛みの電気信号をオフにしないと脳に履歴として記憶されてしまう。 痛みは反射的に筋緊張を起こす。 医師はレントゲンやMRIで痛みの原因を探ろうとするが、骨折のような大ケガにとって有用だが、それ以外は有用でないばかりか、無意味な説明は脳の履歴に悪影響を及ぼし、履歴はより強固なものとなる。 「軟骨がすり減っているから痛い」「神経を圧迫しているから痛い」は痛みの生理学からすると弁解の余地もなく間違っている。 組織損傷は「いつのまにか」と「大ケガ」の2種類がある。 椎間板ヘルニア、半月板、腱板などの損傷は中高年では6割以上に存在し、いつのまにか生じて、特に治療の対象とはならない。
by junk_2004jp
| 2024-04-25 07:11
| 痛みの生理学
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