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心療整形外科

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2025年 07月 18日

頚部痛と両上肢のシビレ

50歳代、男性

3か月ほど前より、頚部痛と両側の腕のしびれがある。

「お仕事はどんな姿勢が多いのですか」
「昼は営業で夜は車の運転です。」
「えらく頑張っていらっしゃいますね。」
「はい、息子が大学に行くためです。」
「給料は上がらず、税金や電気料が大きいから大変ですね。学費も外国人優遇ですね。」
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両側の斜角筋、僧帽筋、上腕三頭筋、前腕伸筋、合谷の圧痛点
両側で20~30ポイントに30ゲージの注射針で0.5%メピバカインを合計10㎖を注射した。すぐにシビレ、痛みは取れて楽になった。

「斜角筋が凝っていたのですよ。肩や頚をよく動かしてください。姿勢からくることもありますが、ストレスも大きく関係しています。シビレは重いものを持っているとジーンとした感じになりますね。それと同じでうっ血と関係しているかもしれません。ゆっくり休養するのがいいのですが、そうもいきませんのでしばらくは頑張ってください(笑)。具合が悪くなったらいつでも来てください。お薬はどうしますか。」

もちろんレントゲンやMRIを見たわけではない。触診と問診で十分だ。

私は保険診療の枠内でこのような治療をしている。いろんな治療法があるのだろう。鍼、指圧、マッサージ。電気治療、牽引、薬など。

効果は個人差がある。もちろんプラシーボもある。(それを利用しない手はないのだが)。地域差、民族差、時代差など。

最悪はレントゲンを撮り、MRIを撮り、「C4/C5が狭くなっていてヘルニアが神経を圧迫している。しばらく治療してよくならなければ手術だ。」

次は自慢話になるが、昨年ある人から頂いたハガキだ。

「加茂先生のように、人の心身の痛みを深く感ずるセンサーをたくさん持っていらっしゃる、すぐに適切に御加療下さる医師にはまだ出会えません。職員さんもいつも温かくホッと安心できる空気も良いお薬になりました。」

痛みやシビレは「不快な情動的、感覚的体験」と定義されている。リウマチ系、痛風系、感染、悪性腫瘍、帯状疱疹後神経痛ではないという診断しかできない。それ以外はすべてMPS(筋筋膜性疼痛症候群)なのだ。

それをどの手を使って生きて行くかはよく理解した上で個人の自由なのは当然のこと。



by junk_2004jp | 2025-07-18 02:17 | MPS


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