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心療整形外科

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2005年 09月 24日

絞扼性神経障害

絞扼神経障害の診断と治療 <54分>長野 昭  浜松医科大学整形外科学教室

インターネットm3.comで勉強しました。第77回 日本整形外科学会学術集会の教育研修講演のときの講演をみることができます。便利な時代になったものですね。54分はちょっと長かった。

最も多いのは手根管症候群、次は肘部管症候群。

手根管症候群は保存的治療でたいがいよくなるが肘部管症候群は手術が必要。後骨間神経症候群や肘部管症候群の手術の写真はありましたが、手根管症候群の手術の写真はありませんでした。

絞扼された神経は砂時計状にくびれていました。手根管症候群もこのような写真があればいいのですが。

鑑別すべき疾患は、頚の神経根障害といっていましたが、頸椎の神経根障害は絞扼性神経障害の種類の表にはでていませんでした。

梨状筋症候群も一例は臀部の注射で著明に改善し、もう一例は手術をした、その時の写真がでていましたが、絞扼されている様子がわかりませんでした。

絞扼性神経障害は神経が砂時計状にくびれたような状態で、外科的に開放しないともとに戻らないものと思います。症状は神経麻痺です。私はこのように理解しています。手根管症候群は最も多い絞扼性神経障害だそうですが、そのなれのはてのものをほとんど見かけません。なぜなのでしょうか?

頚部の神経根障害をなぜ絞扼性神経障害のグループに入れないのでしょうか?



by junk_2004jp | 2005-09-24 23:37 | 痛みの生理学


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