2005年 09月 27日
愛知医科大学痛み学講座 公開シンポジウム 慢性痛と運動系 ~運動器の痛みを探る~ 出席してきます。 整形外科痛みを語る会 このような会があるのですね。long_field先生どうですか? 愛知医師会 シリーズ 「痛み」 愛知医科大学医学部痛み学(ファイザー)寄附講座 熊 澤 孝 朗 教授 __________________________________ 痛みとかしびれは電気生理学的にいえばスイッチonの状態、麻痺はスイッチoffの状態と思います。電気を起こすエネルギーが必要です。それが外力か情動(交感神経緊張)か。 絞扼性神経障害ではワーラー変性がおこり、伝導が障害される。(不完全~完全) 二次的に「発芽」ということが起こり、CRPStypeⅡという状態になることがある。 絞扼性神経障害は「知覚麻痺」「運動麻痺」だと思っている。字のごとく神経繊維が締め付けられているためで外科的に開放してやらなければ助からないものと思っている。 一方、神経繊維の炎症程度という概念があり、それは保存的な治療(シーネ固定、注射など)で回復することの多いものーたとえば手根管症候群ーも絞扼性神経障害にいれているが、疑問だ。 もしそうならば、「絞扼性神経障害」の範疇ではなくて「神経炎」の範疇をつくるべきだろう。「神経根炎」もよく使われる言葉だが、ヘルニアや脊柱管狭窄症を「絞扼性神経障害」に入れているものをみない。 また、神経炎が痛みやしびれを作るということは生理学的に説明されなくてはいけないのだが・・・。 このような意見は常識的な見解と違うことは十分承知しているが、あえて疑問として提起してみたい。 多くの整形外科医も何か変だなと思いつつも、成書にも書いてあるし、専門の先生も言っていることだし、いまさら異を唱えるのも無知をさらけ出すようで・・・・というのが案外多いのでは?
by junk_2004jp
| 2005-09-27 08:31
| 痛みの生理学
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