人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2026年 01月 08日

痛みの治療と損傷の治療は別問題

今日のYahoo!ニュースに上記の記事があった。

痛みの治療と損傷の治療は別問題_b0052170_12431922.png
防御の態勢を取ることができなかった。これ、大きい。

頭が不意に激しく動いたために僧帽筋、斜角筋、胸鎖乳突筋などが損傷し強く緊張した。

ハンドルを強く握ったため前腕の筋肉にも損傷したものと思われる。

損傷と言っても骨折とか肉離れや腱断裂のような見た目で分かるものではない。

損傷の治癒には3週間ぐらいかかるだろうと判断したのだろう。まあ打倒なところだと思う。とにかく見えないんだから慣習に従うほかはない。

損傷の治癒とは元通りにならなくても断端が閉鎖した状態をいう。それは3か月というのが目安になっている。

その期間を過ぎても痛みが続くことがある。それを「痛覚変調性疼痛」2021年、という。


日本には慢性痛の患者は2300万人いる。慢性痛は「痛覚変調性疼痛」のほかに「神経障害性疼痛(帯状疱疹後神経痛、幻肢痛、糖尿病性末梢神経障害など)」がある。ほとんどが「痛覚変調性疼痛」なんだろう。

交通事故が引き金となって慢性痛になった人もかなりいるだろう。

医師はどう対処すべきか?

損傷に対して、明らかな損傷はないが、筋肉に強い緊張がある。3週間程度の安静が必要だ。

痛みに対して、損傷が治癒すると思われる時期(3か月)を過ぎても痛みがあることがある。

痛みの治療は早急に!

慢性痛になるか、ならないかを判断できない。なるかもしれないと思って痛みの治療を初期からしっかりする。   




by junk_2004jp | 2026-01-08 13:04 | 交通事故診療


<< 膝痛に先手をうて      脊柱管狭窄症やヘルニアなど神経... >>