人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2005年 11月 10日

外傷を契機にはじまった痛みⅠ

テニス肘は以前は微小損傷なのだから、安静が大事といわれました。今では、ストレッチなど積極的なリハビリがすすめられているようです。

シンスプリント(ランナーのスネの内側部の痛み)も過使用による微小損傷なんだろうと思いますが、私は、圧痛点に局所麻酔をうってやります。そして運動は続けること、よくストレッチをすることなどを指導します。これはとても治りがよくよろこばれます。

足関節の捻挫や突き指も希望する人には局所麻酔を注射します。固定は厳重にはしません。捻挫の腫れや痛みは、局所麻酔をした場合はおどろくほど違います。靱帯損傷に注意を向けるよりかは、神経性炎症を早くストップさせるほうがいいのではと思います。

たぶん、少々の損傷があっても、痛みを積極的に取って動かすほうが、安静固定より治りがいいように思います。

とにかく、安静というのは、リスクがあることには間違いありません。プロスポーツの選手でも少々の怪我でも出場する人のほうが、いつのまにか治っているようですね。(松井さん、金本さん)



by junk_2004jp | 2005-11-10 01:23 | 急性痛


<< 外傷を契機にはじまった痛みⅡ      エリーさんのケース >>