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心療整形外科

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2005年 11月 24日

どこまでが腰?

どこまでが腰?_b0052170_23304331.jpg
最初に、腰部が身体のどの部分にあたるかという定義について述べる。腰部は第12肋骨から下で、腸骨稜より上の部分であると考えられる(図1)。

腸骨稜より下から殿溝までの殿部では、腰痛以外にも根性痛によって痛みが出る場合もあるため、腰部と殿部は区別した方がよい。


人体に県境のような線はないです。どこかの線を境に理論が違うということは考えられません。

根性痛とはいったい何でしょうか?「神経根を圧迫したときの痛み」ということなんでしょうが、これは生理学的に認めるわけにはいきません。

腰にきている知覚神経も当然、神経根があるのですから、もし「根性痛」を認めたとしても、この論法はおかしい。

背中と腰、腰とお尻、肩と背中、背中と頚、などの境目は法医学的表現には区別があるのかもしれませんが、生理学的には区別できません。

私はこのように思います。

by junk_2004jp | 2005-11-24 23:48 | 痛みの生理学


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