2005年 12月 11日
整形外科医の診察室にトラックバック 根性痛はない 正常な脊髄神経根の圧迫は痛みを生じない。 そこで登場するのが、神経根の炎症説(髄核からの炎症性サイトカインTNF-α)だが、神経根が炎症を起こすと痛みが起きるという生理学はない。 神経根で生じた痛み信号で下肢が痛むということを異所性発火という理論で説明するが 臨床医の痛みのメカニズム 横田敏勝 著 (南江堂)異所性発火(異所性興奮)は正常な神経ではおきない。また、異所性興奮による下肢の痛みに圧痛点があるのは理解に苦しむ。 このように根性痛はありもしない概念なのです。また、統計的にも健常者にもかなりの割合でヘルニアがあります。臨床経過も私のHPの症例や、掲示板などの患者さんの声からも明らかのように、ヘルニアが原因の神経根痛では説明不可能です。 神経を圧迫すると痛みが生じるというのは間違いなのです。麻痺が生じるというのなら分かるのですが。 学問的権威のある整形外科医が痛みと麻痺をごちゃ混ぜにして説明しています。腰椎ヘルニアで下肢の麻痺に陥った人を見たり聞いたりしたことがありますか。私はありません。梨状筋症候群、前斜角筋症候群もしかりです。 生理学的に矛盾した理論のもとに治療したところで、よくなるとはかぎりません。ただし、痛みの本態は侵害受容性疼痛ですから、何らかの形で痛みの悪循環がストップすれば治ることあります。全身麻酔でも、局所麻酔でも、催眠術でもそれは可能でしょう。 根性痛に反対です。
by junk_2004jp
| 2005-12-11 14:49
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
アバウト
カレンダー
LINK
最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
検索
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||