2006年 01月 16日
つい最近、北米筋骨格系疼痛学会という興味深い学会の会議に招かれ「痛みの意味」という基本講演をしてきた。そこで、わたしのつぎの講演者が、腰痛の主観的な痛みとX線やMRIのような客観的な検査手段ととの間の断絶について、すばらしい講演をした。腰部X線やMRI検査では「これは歩くことも困難だろう」とおもわれるほどの変形がみられるが、痛みもなく、正常な運動ができる人のケース、また、痛みで動けないが検査では正常な人のケースなどを、彼はスライドを使って説明した。 こんなことは、整形外科医の常識です。よく言えるよねTVで、「骨が神経を圧迫しているから痛む。」無知とは恐ろしいことだ。生理学者もベックリだわな。 眼鏡をかけても見えにくい:X線所見と非特異的腰痛の因果関係 ただし、AHCPR(米国医療政策研究局)や英国のガイドラインでは、病歴と健康診断で、症状に特別な原因があることを示唆する危険信号が出た場合にのみ、X線検査を指示するべきだとしている。 普通、非特異的腰痛とはここに書いてあるように悪性腫瘍、骨折、感染症を除いたものをいいます。 ____________________________________ 脊柱管狭窄症のときはヘルニアのときにいっていた髄核から出るTNF-α(炎症性サイトカイン)による神経根炎は関係ないんだろ? 骨から何かでるのかな?w
by junk_2004jp
| 2006-01-16 14:57
| 慢性痛
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Comments(2)
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先生 今日の「おもいっきりテレビ」ご覧になっていました?
まさに「 ヘルニア で神経を圧迫しているのでいたいのです。」ってお医者さんが言ってらっしゃいましたので。。。 みのさんが復帰されたばかりで タイムリーに(っていうのかな)こんな事いわれてしまうと、信じてしまう人が増えちゃいますよね?
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