2006年 03月 10日
色々な病院に行きましたが、もう手術しかないと言われています。これが最後と思い、脊髄専門医がいる「****病院」に行きましたが、「しびれは手術しても取れないと思ってください。元巨人監督の長嶋さんの様に一度潰れてしまった神経は元には戻りません。痛みがとれればいいでしょ」と言われてとてもショックを受けました。 痛みと麻痺 ジンジンした感覚を「しびれ」ということがあります。一方、感覚がない~感覚が鈍いを「しびれ」ということもあります。だからややこしいのです。 ジンジンした感覚は痛みの兄弟分だと思っています。だから痛みの治療をしていればいずれなくなります。麻痺症状ではありません。 「感覚がない~感覚が鈍い」は麻痺症状です。末梢神経障害、中枢神経障害でみられますが身体表現性障害(心因性)でもみられます。 いわゆるヘルニアによるといわれているところのしびれはどうも「ジンジンした感覚」のほうではないかと思います。 もし麻痺とするならば、なぜ神経ブロックをするのでしょうか。麻痺している(麻痺しつつある)神経に向かってなぜ局所麻酔をうつのでしょうか? ヘルニアによって末梢性の運動麻痺、知覚麻痺をきたしてしまった人をみたことがありますか?(頸椎のヘルニアでまれに脊髄麻痺=中枢性の麻痺がおこります) 私は見たことがないのです。「あのおじいさんはヘルニアで右脚が麻痺してしまったので歩行には杖が必要です。」「あのおばあさんはヘルニアで左上肢が麻痺してしまって身体障害者手帳を持っています。」このような人があなたの知人にいますか?世界中でこのようなことを聞いたことがありますか? もし麻痺を説明するならば写真などの証拠をみせてだいたい何%の人がそうなっているかを言うべきです。大正生まれの人、昭和の初期に生まれた人はヘルニアの手術を受ける機会はとても少なかったと思います。その人たちの何%に麻痺がみられるのか? 患者さんにとって専門医の言葉は重いものです。
by junk_2004jp
| 2006-03-10 17:48
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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