2006年 09月 14日
中学生がランニング中、急に左膝に激痛が襲い、起立困難になりました。駐車場まで車いすで迎えにいきました。 肉離れはないようで、関節の腫れもありません。 図の内側広筋に強い圧痛点がありました。その部分に局所麻酔を注射して膝を軽く曲げ伸ばししました。それで症状は軽減して歩いて帰られました。 画像診断はしていません。たぶん内側広筋の微小外傷(顕微鏡レベル:筋膜や筋小胞体の損傷、Caイオンの放出)に伴っておきた筋肉の攣縮痛spasmだと思います。 一方、以下のようなメールでのご相談をうけました。(掲示板) 昨年*月*球をやっている最中強い痛みが腰に走りました。すぐに病院へ行き接骨院も毎日通いました。MRIを取りましたが変形性とその時は診断されました。軽い捻挫なので安静にしていれば治るとの事でした。 このできごとから、約1年間、痛みが続いています。おまけに頚まで痛くなってきて、腰や頚のMRIを撮り、頚にも腰にもヘルニアがあるとのことです。 この症例もたぶん腰筋の微小外傷に伴う攣縮痛spasmだったのでしょう。画像診断は意味がないですね。(除外診断としては意味があるが) 結局、初期消火に失敗して慢性痛になってしまったということです。 圧痛点を調べて、ブロックすることが最もよい初期消火になり、また検査にもなります。
by junk_2004jp
| 2006-09-14 18:10
| 症例
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