2007年 04月 13日
![]() 昨年の秋、右の小臀筋のあたりに痛みを訴えて来院されました。ご主人の看病で大きなストレスをかかえていることは私は知っています。 時々通院されていましたが、病状は一進一退でした。今年になってお見えにならなかったのですが、先日久しぶりに来院されました。 知人の薦めで某病院を受診し、MRIで大きなヘルニアがあるということで、1月に手術されました。 術後は痛みが取れず、かえって悪化したような感じで右下腿痛のため歩行も困難な状態が続きました。主治医に尋ねると、神経が長い間、圧迫を受けていたので回復には時間がかかるとの説明でした。 2ヶ月ほど待ってみましたが、一向に良くならず来院されたわけです。 「先生に叱られにきました。」私は、もし手術を勧められることがあっても私に相談するようにといってありましたので、そのようにおっしゃいました。 私は叱るつもりはありませんが、MRIを見せられて自信たっぷりに説明を受ければ大概は信用するものでしょう。 長腓骨筋と中小臀筋の筋筋膜性疼痛症候群で、どうも下腿の痛みのほうが強いようです。 下腿にトリガーポイントブロックをしましたら、久しぶりに楽になったとおっしゃいました。 ヘルニアが原因で痛みが生じるという生理学的な証明はなく、筋筋膜性疼痛症候群であるのは確実です。これは心理・社会的な要因が深く関係しているものです。 ■
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by junk_2004jp
| 2007-04-13 18:29
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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