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心療整形外科

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2007年 08月 11日

トリガーポイントブロックの名前を変えてみては

「トリガーポイントブロックなんて簡単な治療はしても意味がない」といって取り合ってもらえませんでした。このように言われるペインの先生や整形の先生に多いのではないか。掲示板でそのようなことをしばしば目にする。

私の経験では、急性痛や慢性痛の急性増悪のようなものには必ず効く。おおくの場合は1~数回でピンチを脱出してしまう。

慢性痛の場合は脳に大きな責任がでてくるので、トリガーポイントブロックだけではなかなか太刀打ちできないことが多い。マッサージや認知行動療法、抗うつ薬などを組み合わせて行えばよいと思う。

体のいろんなところに痛みが出現するが、たいてい病態は同じなので(処方される薬は消炎鎮痛剤)同じように治療されるべきだ。

肩や肘の痛みを訴えてきたら頚の硬膜外ブロックをするのか???顔面の痛みならどうするのか???。

トリガーポイントブロックを軽視する医師は病態を理解していないのではと思ってしまう。名前を変えてみればどうか。「侵害受容器ブロック」はどうだろう。

硬膜外ブロックとは、数本の川の上流からくる魚を川の中流で網で捕まえるようなものだ。捕まることもあるが、捕まらないこともある。

神経根ブロックはやはり川の中流で、川全体を堰き止めて捕まえるわけだが、違う川の魚は捕まえることができない。あみだくじみたいなものだ。

痛くて怖い思いをさせてなぜ川の中流を狙う必要があるのか?川の中流は何か特殊な意味があるのか。

侵害受容器ブロックとすれば、それが効かないということは、侵害受容性疼痛ではないということになり、消炎鎮痛剤の投与やパップ剤の投与は矛盾することになる。ほとんどの痛みは侵害受容性疼痛なのだ。

by junk_2004jp | 2007-08-11 07:44 | 痛みの生理学


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