2007年 11月 28日
今回は、脊柱管狭窄症の痛み? 神経根性疼痛、根症状、根刺激症状、nerve root pain、 radicular pain これらの言葉で定義されている痛みを根底から払拭しなければならない。 神経根には痛覚受容器(ポリモーダル受容器)がない。そこを刺激したところで、そこに炎症が起きたとしても痛覚は生じない。それは生理学が教えるところである。 神経根に注射針をさしたときに痛みが再現するのを根拠にすることもあるが、これは無茶な話だ。針を刺せば穴があき一過性に脱分極が生じる。圧迫とは全く異なる。 根性疼痛という間違った概念をなんとかしないかぎり、誤診が続くことになり、患者の痛みは救われない。 私は、少なからずの症例を診てきた。私が診たところではいずれも筋痛症だった。 エリーさんの闘病記より ややしばらくして、 エリーさんは痛みの診察にいったのだが、医師は麻痺の検査をしていてその説明をしているわけだ。しかし本人はそれさえも気がつかない。痛みを診察する技術もノウハウも持ち合わせていないのだ。 ________ 先日の症例(60歳代):4年前、左下腿が痛くてしびれていた。脊柱管狭窄症との診断で手術をした。手術は5時間ほどかかった。治癒。 今回、反対側の下肢が痛くなってきた。また同じ診断。私が診たところでは、下肢の筋痛症だ。 5時間も全身麻酔で筋弛緩剤を投与していれば、たいがいの筋痛症(spasm)はリセットされるのかもしれない。
by junk_2004jp
| 2007-11-28 21:51
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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Comments(4)
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>5時間も全身麻酔で筋弛緩剤を投与していれば、たいがいの筋痛症(spasm)はリセットされるのかもしれない。
全身麻酔を「筋痛症の治療法」として確立できれば、ある意味「夢の治療方法」なのかもしれませんね。
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当方、頚部脊髄症 約6時間の全身麻酔で手術しました(2年前)、
手術方法は後方拡大椎弓形成術 でした。 その半年後に、再び 手術。 いびきが うるさい、やかましいの限度を越えていたようです。よー わからんが、右目と左目の中間点に 血の塊があり そのへんに ふくろが あり それが共鳴してルとのことでした。 のう胞というそうです、それで また 手術。 内視鏡で4時間でした。 を はじめに 、全身ますい 15分ぐらい したら みんな なおるのでは ないのかな・・・、これもまた「夢の治療方法」でしょうか。 加茂せんせいが言われるそのこと、おいら、そのかんじ わかるような 気がします
全身麻酔、はじめの手術は30分ぐらいだったと思います。結果は、退院前にもブロックが必要だったことから、×ですね。2回目の手術は、2時間強と思います。激しい、スパズムは緩和されました。
いろいろデータを、集めると、ちょうどいい時間が割り出せるかもしれませんが、全身麻酔によるリスクを考えると、ちょっと・・・。 ![]() |
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