2007年 12月 20日
中枢性感作の過程(Woolf 1994)は、損傷による侵害受容系のアップレギユレーションに関与する神経可塑性の重要な一面である。 この過程は、痛みを体験した患者で、痛みの存在と感覚運動・自律神経機能異常との間に一定の相関があることを表すものであろう。 中枢性感作は細胞レベルでの変化が生じていることを表し、侵害受容系の活性化であるがゆえに、脊髄とさらに上位中枢の侵害受容系ニユーロンで神経可塑性が生じていることの裏付けとなる(Woolf 1994)。 中枢性感作の過程は末梢侵害受容器、特に無髄求心性神経に関係する侵害受容器の活性化によって始まるが、末梢侵害受容器からの入力がなくなっても維持すると考えられる (Coderre & Melzack 1987, Woolf 1983)。 「臨床痛み学テキスト」より ________________ 侵害受容器の活性化からはじまる。
by junk_2004jp
| 2007-12-20 22:19
| 痛みの生理学
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