2008年 02月 23日
MPS研究会の先生に教えてもらったのですが、芍薬甘草湯や五積散などの漢方薬の効能に腰股攣急、脚攣急、手足攣急というものがあるそうです。 江戸時代は神経や椎間板という概念がありませんので、このような表現をしていたのでしょう。 現代では椎間板へルニアに関連する急性坐骨神経痛といわれているものも、江戸時代の診断では脚攣急にあたるのでしょうか。 小臀筋や下腿筋などの強いspasmが本態ですから、江戸時代の言葉「脚攣急」のほうが実態に則していると思いませんか。 私はこのような痛みはヘルニアが原因だとは思っていません。ヘルニアは筋のspasmの結果なのかもしれませんが。 生理学的にも、疫学的にも、また臨床経過からも全く合理的に説明できないことに対してなぜ多くの医師がこだわり続けているのでしょうか。 「椎間板へルニアに関連する急性坐骨神経痛」の治療は「椎間板ヘルニアは無視してよい」という強いメッセージを与えて、MPS、筋のspasm(攣縮)として治療すれば急性のものは1ヶ月以内に治癒するようです。私の症例集や、「掲示板から、患者さんから」を参考にしてください。 麻痺ではないのですから、MRIやレントゲンは特異的な病気(悪性腫瘍、感染症、骨折)はないという意味しかないのです。 タクちゃんの病名は頚にヘルニアがあるけど「背攣慢」ですね(笑)。
by junk_2004jp
| 2008-02-23 00:46
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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Comments(1)
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ど~も、背攣慢のタクです。
肩甲骨裏から腕全体が痛いのに、離れた場所の頚に原因があると言われて時は「人間の体って不思議」と思いました。 今は、そんな事言う○○が不思議。 ちなみに、発症したときは、上腕三頭筋が診察中もビクビク痙攣してました。 ○○曰く、「ヘルニアで異常信号が流れてるためだ」と言われました。 思えばどちらの塾生の方だったのだろうと思う、今日このごろ。
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