2008年 02月 28日
ヘルニアがあればヘルニアのせい、ヘルニアがなければ原因不明、こんな医療はもう終わりにしませんか。神経を圧迫しても痛みは生じませんよ。 Aさん(20歳代、女性)は1年半前に重いものを持ち上げて急に腰痛、右下肢痛になりました。現在もなお休職しています。遠方からMRIを持って車に乗せてもらって受診されました。 痛みはほぼ常時あり、座位や仰向き寝が困難です。下腿はしびれています。 MRIの結果、ヘルニアはなく、痛みの原因が分からないとのことでした。神経根ブロック、仙骨ブロックの効果はありませんでした。 ロキソニンとボルタレン坐薬を使用しています。 圧痛点は小臀筋、腰腸肋筋、ヒラメ筋にありました。原因不明ではないです。診断はすぐにつきました。これらの筋肉の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)です。 たぶん物を持ったときに小臀筋などに微小損傷が発生したのでしょう。わずかなきっかけで生じた筋肉の微小損傷が年余にわたって人を苦しめるものです。 早期発見、早期治療ですよ。早く治して、職場に復帰してください。 圧痛点に局所麻酔を注射しましたら、痛みは半減したとのことです。
by junk_2004jp
| 2008-02-28 18:06
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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