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心療整形外科

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2008年 08月 28日

トリガーポイントブロックが効果的だった広範囲筋痛症(線維筋痛症)

  掲示板より

はじめまして。東京在住のかおると申します。30年前から首がこるようになり、15年前には腰痛が悪化して動けなくなり、椎間板ヘルニアと診断され、手術を勧められました。手術をする前に少しの望みをもって、あらゆる治療院にかかり、時間とお金を費やしました。

現在は強い痛みは無いのですが、慢性痛になっていて頚部痛、左肩痛、右肘痛、腰背部痛、
坐骨神経痛、右股関節痛、右膝関節痛、両下肢のしびれと脱力感があります。

掲示板のみなさまの書き込みを拝見して勇気付けられ、私も小松に行きたい!と強く思うようになりました。ただ...注射はちょっと怖いです。。。加茂先生、みなさま よろしくお願いいたします。

  私
はじめまして。慢性の広範囲の筋痛症なのですね。最近はこのような広範囲で慢性的な筋痛症を「線維筋痛症」というようになりました。

慢性広範囲の筋痛症には、不安、抑うつ、焦燥感、頭痛、顎関節痛、睡眠障害、疲労感、冷感、しびれ感、こわばり、便秘・下痢、頻尿、微熱、などを伴うことがしばしばあります。


20歳代の時に耳鳴りや、微熱などで病院にかかりましたが、耳鼻科で検査をしたときに「両側感音性難聴で老化現象だね」と言われました。今も難聴、耳鳴りはあります。

臼蓋形成不全症と診断した医師には「将来は人工関節になりますよ」と言われました。

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かおるさんを3日間治療しました。広範囲慢性の筋痛症で、不安、抑うつ、焦燥感、頭痛、顎関節痛、睡眠障害、疲労感、冷感、しびれ感、こわばり、便秘・下痢、微熱が現在または過去にあります。「線維筋痛症のステージⅠないしⅡ」と診断してよいと思います。

カルテに記載する病名ななんでもいいのですが、たとえば、頚肩腕症候群、緊張型頭痛、変形性股関節症・・・つまりなんでもいいのです。w 保険診療は学問をする場ではないのですから。3日間の治療費の合計は5610円(3割負担分)でした。薬はモーラステープだけです。


8月18日から20日まで治療していただいた東京在住のかおるです。加茂先生には大変お世話になりました。

3日間のトリガーポイントブロック注射で、数日は腰痛から開放されて夢のようでした。その時は、朝起きたときに感じる全身のこわばりもありませんでした。

両下肢の痺れと筋力低下で足の指に力が入らなくなっていましたが、TPB注射をしてからはつま先に力が入り、指先を曲げることができるようになりました。

耳鳴りにも変化がおきているようで、治療前より耳の聞こえがほんの少し良くなって、テレビのボリュームをちょっとですが、下げても聞こえるので驚いています。

耳の聞こえを先生に報告したいと思い、耳鳴りまでTPB注射の効果か半信半疑で、毎日聞こえを確かめていたためお礼のメールが遅くなってしまいました。

今まで受けた治療のなかで、こんなに効果があったものは他にありません。

最後に質問なのですが、私の痛みは急性期のような激痛はないのですが、長い間痛みを抱えてきたので、うなじや頚、坐骨神経、肩、肘、膝、股関節など全身に広がっていて辛いです。

東京では満足のいく治療は受けられません。加茂先生のHPに辿り着き、TPB注射をしていただき、とても感謝しています。本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願い致します。


by junk_2004jp | 2008-08-28 19:48 | 線維筋痛症


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