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心療整形外科

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2008年 09月 12日

柔道整復師より

始めまして。@県で接骨院をやっている者です。HP拝見させていただきました。とても感激しています。

椎間板ヘルニア・狭窄症など、痛みの原因と信じられている疾患を「痛みの原因でない」と断言してくれたドクターに始めて出会えて感激しています。

私も、柔整師の分際でありながら、ヘルニアや狭窄症など整形外科的疾患は痛みの原因であるはずがないと訴えてきました。多分、周りからは変わり者だと思われています。

しかし、自然に考えてみても、現代のヘルニアや狭窄症と痛みを結びつけた理論には無理がある事に気付きますよね。

また、ヘルニア・狭窄症・変形性関節症があっても痛みが取除ける事実から、それら疾患が痛みの原因であると説明するのも無理がありますよね。

間違った見立てで治療されて治らない人が沢山いることが辛くてたまりません。

しかし、いくら私の意見が理屈として筋が通っていて、巷のお医者さんの説明が矛盾に満ちたものでも、信用では柔整師は医師に負けてしまうようで、苦痛に耐える人を救う事が出来ない事が多多ありました。

まだまだ、世の中の人々はヘルニアなどの疾患が痛みの原因と妄信しています。主治医の説明が正しいのか考えもせず、ただ苦しんでいます。ぜひ、加茂先生の理論を世のスタンダードにしてください。

先生の理論が世に広まれば、痛みの為に介護を必要としている人や、治らない治療の様なものを受けに半永久的に通院している人は激減するはずです。

介護保険料や健康保険料も激減し、人の健康も保たれて良いことずくめですね。

痛みを真剣に考えてくれていた整形外科医がいらっしゃることを知って、猛烈に感激していると同時に、今、ほっとしています。頑張ってください。


★ヘルニアがあっても痛くない人がたくさんいる。
手術をしてもしなくても半年後の成績に変わりがないという報告がある。
★手術をしてもよくならない人は相当数いる。
★生理学で理論的な説明ができない。有名な痛みの生理学者Patrick Wallは「ヘルニア神話は終わった」といっている。
★イギリスではヘルニアの手術数は激減しているとのこと。
★ヘルニアで身体障害をきたした人を見たり聞いたりしたことがない。世界的、歴史的にみても下肢や上肢が麻痺したという話はない。(馬尾症候群、頚部脊髄症は除く)
★痛みやしびれの本態は筋痛症(筋肉の痙攣痛)と見た方が理論的矛盾がない。
★手術でよくなることがあるのは、全身麻酔による筋弛緩効果で筋肉の痙攣が治まるからなのだろう。あるいは、不安に思っていたことが解決したという安心感も筋肉の緊張によい影響を及ぼすのだろう。
★痛みがあってもヘルニアのない人がいる。このときたいていの医師は説明できない。MRIの検査を受ける前にどのような病名が想定できるか尋ねてみてください。「ヘルニアがあるときは、ヘルニア、ないときは?」
★硬膜外ブロック、神経根ブロックはたいして効果がないことが多い。痛みの原因が神経根部にあるのではなく、痛みの電気信号が末梢から神経根部を通過して脊髄へと入るのだが、そこでブロックするということは、鳥の通り道にかすみ網をかけているのと同じこと。あるいはあみだくじのようなこと。うまくブロックされることもあるだろうが、ブロックされないこともある。
★多くの医師は「痛み、しびれ」と「神経麻痺」の電気生理学的な意味を知らない。痛みやしびれが続くと麻痺が起こると思っているのかもしれない。麻痺が起きているといっている、あるいは麻痺するかもしれないと言っている神経線維に向かって麻酔薬を注射するのは矛盾に満ちている。その矛盾にさえ気が付いていない。
★麻痺だと思われている筋力低下やしびれは筋痛症の症状である。たとえば、テニス肘でも握力は低下する。
★「慢性痛」にならないようにするには、早く痛みをとってやるべきだといわれているが、ヘルニアが痛みの原因だというのなら、すぐにでも取るべきではないのか。
★ラセーグテストは疼痛誘発テストで神経学的テストでない。ハムストリングなどのワケあり筋の伸展痛、運動範囲の制限なんだろう。五十肩の腕が挙がらないのと同じ事。

by junk_2004jp | 2008-09-12 22:16


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