2004年 11月 13日
根性痛 (radicular pain / root pain) 脊髄神経根に含まれる侵害受容線維の異所性興奮(侵害受容器を介さない興奮) 昨日の続きですが「根性痛」を定義するとこのようになります。つまり「普通は興奮することのない神経根が興奮して、その神経の末端部(上肢、下肢)に痛みを感じている。」ということになります。痛みを感じている末端部は生理学的変化は起きていないのですが脳がその部分に痛みを誤認しているということになります。 生理学では「自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。異所性興奮を生じる可能性が高いのは、脱髄部および傷害された末梢神経の側芽と神経腫である。」ということです。 http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_222.htm 痛みやしびれを感じている部分には強い圧痛点があります。圧痛点とは生理学的変化が生じて痛覚過敏になっているということです。 整形外科医のいう「根性痛」という概念には生理学的にも臨床的にもすっきりしないモヤモヤがあります。本当にそのようなものが存在するのだろうか?整形村だけの概念ではないのでしょうか。この概念をくずさないかぎり無駄な検査や治療がされて、その結果慢性化のコースをたどるのではないでしょうか。
by junk_2004jp
| 2004-11-13 12:50
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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