1 2005年 06月 13日
![]() 「今は股関節の痛みはどうですか?」「痛くありません。」ということです。 当院の看護師で拇指CM関節症(OA)の人がいますが、今は全く痛くないそうです。 腰部X線やMRI検査では「これは歩くことも困難だろう」とおもわれるほどの変形がみられるが、痛みもなく、正常な運動ができる人のケース、また、痛みで動けないが検査では正常な人のケースなどを、彼はスライドを使って説明した。 このようなことは整形外科医なら普通に経験していることです。(脊柱のOA) OA=Osteoarthritis(骨関節炎)・・・・変形性関節症 OA変化は老化によっていたるところにみられます。遺伝的な要素があるのだろうと思います。それは、しわや頭髪が親に似るのと同じことです。 OA変化は合目的な変性に対する補修なのです。それ自体が痛みの原因になるとは思えないのです。ただし、可動域の制限はおこります。痛みが起こるのは何か二次的な要因が働いて結局は周囲のmyofascial painです。 関節に水が溜まるのもOA変化との相関関係はありません。 医師に一生痛みと付き合っていかなくてはならないといわれた拇指CM関節症を治療して「こんなことなら早く治療を受ければよかった」と感謝されたことがあります。 医師はレントゲンやMRIをみてそのように思いがちなのです。これはノーシーボ効果として働きます。ノーシーボ効果は催眠状態でボールペンでやけどをも起こすものなのです。 ■
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by junk_2004jp
| 2005-06-13 19:18
| 慢性痛
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