心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ

2018年 04月 14日 ( 1 )


2018年 04月 14日

痛みの原因が分からないので治療ができない?

悪性腫瘍、感染症、リウマチ・痛風系、CRPStype2(幻肢痛、帯状疱疹後神経痛など)を除外して

「痛みの原因」というと下図のA、Bのどちらを想像しますか。

本当はAだと思うが、「ヘルニアが原因で痛い」「半月板障害で痛い」のようにBをあげることが多い。日本語的には間違いではないが、厳密には図のような関係だ。
b0052170_01424673.jpg
ストレスで食いしばりや握りしめが起こり、顎痛や指のこわばり、しびれが生じる。

ほとんどの症例で強い圧痛がある。筋筋膜性疼痛症候群だ。全身に広がったものを線維筋痛症。

ストレスが関係しない慢性の痛みはないといってもよい。(心身医学)

急性痛もストレスが関係していることがある。(ぎっくり腰、寝違えなど)

まれに圧痛や筋緊張がないことがある。見合わない激痛のことが多い。たぶん身体表現性障害の中の身体化障害や転換性障害なのだろう。精神科医の分野だ。(精神医学)

心身医学(mind-body)と精神医学(psychiatry)の違い。

これだけの知識があれば原因の分からない痛みはほとんどない。

圧痛点は痛覚過敏になった点でそこは治療点になる。

痛み疾患は「治療的診断」をすればよいことが多いものだ。

[PR]

by junk_2004jp | 2018-04-14 02:47 | 痛みの生理学 | Comments(1)