心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ

2018年 05月 15日 ( 1 )


2018年 05月 15日

プラシーボの威力

b0052170_02475414.jpg
NHKで放映したのを見た。もうだいぶ以前のこと。録画しなかったのが残念。

「ニセ手術」をすると告げていても効果があった。

偽薬と宣言して商売している例もある。




写真は「酸素」を吸っていると思わせる実験で、実際は酸素ではない無害な気体を与えている。それでも生理学的数値が改善した。

自転車競技のタイムアップにニセ薬を利用して大きな効果をあげている。

医療においても、害にならないのならこれを使わない手はない。

痛みの治療はどんな治療でもプラシーボ効果抜きには考えられない。特に手技はそうなのだ。

痛みの伝達を阻害する薬剤についてもプラシーボ要素はある。

タイの神霊手術でクギや糸を患部から取り出し、たくさんの患者がよくなるのをTVでみた。日本では犯罪になるし、またこのような行為に引っかかる人はいないと思う。たぶん集団催眠のような状態になるのだろう。

「ヘルニアを取って見せる、筋膜の重なり?を取って見せる、もやもや血管を取って見せる」⚪️⚪️が痛みの原因だと信じ込ませそれを除去するという方法は効果的なのだろう。

脳脊髄液減少症のブラッドパッチもどうなのかな。劇的によくなる人もいるが全く効かない人もいる。なかには取り返しのつかないほど悪化したケースを知っている。

こういうことを言うと信じている人に袋叩きにあうのだが。

もちろん私のしている医療行為にもプラシーボ的要素はある。

医者はマジシャン的要素を持っている。

ヘルニア手術は引田天功のマジックのようだ。大掛かりな舞台装置、鮮やかな結果。費用はかかる。危険を伴う。

AKAはマギー司郎のマジックのようだ。危険を伴わないし、それでよくなるのならメクジラをたてることもない。

先日AKAをやったが効かないという人がいた。「高かったでしょ」「いいえ250円ほど」「そんな安いんじゃ効かないわw」ある程度高価でないとありがたみがない。

ミスターマリック、ゼンジー北京、セロいろんなマジシャンがいるが、〜と思い込ませる仕込みが必要なわけだ。

ヘルニア手術のような危険を伴うものはいかがなものか。また、再発に対しても対応が問題となる。

保険診療ということは気がかりだ。

生理学的に正しいとはいえないことを告げて患者の扁桃体を興奮させてそれを解決して見せるという手の込んだワザだ。

鍼や指圧は反射を利用しているわけでプラシーボではないが、プラシーボ的要素はもちろんある。

同じ行為でも、新人がやるのと有名ベテランがやるのとでは効果は違うだろう。それも含めてワザのうちだ。



[PR]

by junk_2004jp | 2018-05-15 03:37 | 痛みの生理学 | Comments(0)