心療整形外科

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2018年 05月 19日 ( 1 )


2018年 05月 19日

痛みやしびれを取る医療行為はほとんどがプラシーボなんだろう。


既出のこの2つの動画から分かるように、「痛み・しびれ」は脳が大きく関係しているということで、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症、半月板・椎間板障害、すべり症など、構造異常が痛みの原因だとすることは「昔の失敗した医学」として倉庫に仕舞われることだろう。

痛みはexperience(体験、経験)と定義されているのだから当然のことだ。

急性痛はこれに組織損傷、炎症をプラスしてみればよい。(損傷の治療と痛みの治療は別問題)

プラシーボ効果の動画

「腰椎圧迫骨折のセメント注入手術」効果はニセ手術と変わらない。

過敏性腸炎、パーキンソン:ニセ薬でも症状改善。

鍼治療:ニセの鍼(刺さない)でも効果あり。治療者の言葉が大きく影響。

私が想像するに、トリガーポイント注射も、もやもや血管も、筋膜リリースも、ブラッドパッチも偽物と変わりがないことだろう。信者さんにお叱りを受けるだろうが。

結局、期待する脳、安心する脳が痛みやしびれを取るのだろうと思う。その辺が術者の力量だ。

手かざしやホメオパシーでもある人にとっては効果が期待できる。神霊手術でさえ。といってもこれらは犯罪になる可能性あり。

なかでも大掛かりな手術がもっとも華やかなプラシーボとなる。

しかし、「神経が押さえられているから痛いのだ。」「軟骨が減っているから痛いのだ。」という間違った情報を与えている(ノーシーボ)。このことは非難されるべき。

手術というケガをさせるのだから裏目にでれば一層わるくなる。

費用がかかる。

再発したとき、簡単に再び手術となると、次第に悪化することが多い。

このような観点から手術というプラシーボを選択するのはよくない。

認知行動療法も言うのは簡単だが、必ずしも効果があるとは限らない。痛みのため不可能なこともある。専門医が指導するのと、素人が指導するのと効果が違うかもしれない。これもプラシーボなのか。






“倫理上の理由により、偽手術については依然として異論があるが、我々は、この手術法[すなわち脊椎固定術]について偽手術を取り入れた無作為研究が正当化されると考えている。なぜなら、生命を脅かす疾患のために行う手術ではなく、主要な臨床アウトカムは主観的であり、合併症の発生率が高いからである”と博士らは述べている。

膝関節鏡手術群と偽手術対照群

外科手術に関する最近のプラセボ対照研究はほとんどない。しかし実施された少数の研究は大反響を引き起こした。

J. Bruce Moseley博士らによる2002年のプラセボ対照外科研究は、膝の変形性関節症の治療に大きな影響を与えた(Moseley et al.,2002を参照)。同研究において、膝の関節鏡手術を受けた患者と偽手術(切開のみ)を受けた患者の症状軽減の程度は同様であった。結果として、第三者費用支払人は、膝変形性関節症に対するこの一般的な治療費を保険で補償することを渋るようになった。



  1. 態度、言葉は医師の有する最も重要な手段である。その重要性を認識して賢明な使い方が出来るようになりなさい。医師は役者でなければならない。相手、場合によって態度、言葉を変更する必要がある。
  2. 患者は病気の治療に来るとともに安心を求めに来る。病院は安心を売る商売である。

「プラシーボを最大限に利用しなさい」という教え


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by junk_2004jp | 2018-05-19 03:12 | Comments(0)