心療整形外科

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2018年 09月 23日

むちうち等

車の衝突によって線維筋痛症(休職、減職)が発症した患者さん2人、線維筋痛症と言うほどではないがクビや腰に慢性痛をもった人を数人をみています。

いずれも事故による自賠責や損保とは縁が切れて国保や社保で診ています。

ケベック州自動車保険協会の要請のもとにケベックむち打ち症関連障害特別調査団(1991)の報告がある。
平均回復期間は31日であり、1年でも回復しなかったのは1.9%に過ぎなかった。
加害者、損保、弁護士、など面倒なことが多い。

平均ですから、60日かかることもあれば、3日で治ることもあるのでしょう。

「多くの人は1ヶ月で治っている。あなたは1年経ってもまだ痛い、おかしいじゃないですか。」

だから損保があるわけでして・・。

まだわからないことが多いのだろうと思います。

本態は胸鎖乳突筋や僧帽筋、斜角筋、頭板状筋などの筋筋膜性疼痛症候群なのでしょう。遅発性筋痛のことが多い。

損保は「神経症状」を聞いてきます。痛みやしびれは神経症状ではありません。

神経症状とはマヒ症状のことです。つまり、はじめから無い物を聞いてくるのです。

「打ち切りの時期」「後遺症の判定」などの交渉の参考にしてください。

1年経っても症状ありはケベックで1.9%、日本で3.4%。

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# by junk_2004jp | 2018-09-23 23:58 | 交通事故診療 | Comments(0)
2018年 09月 19日

「自分の子供が整形外科医」という患者さんが二人いる

私の患者さんで「自分の子供が整形外科医」という人が二人いる。

親の年恰好からしてたぶん30歳代の若い整形外科医なのだろう。

二人の患者さんとも同じことを言う。

「説明しても分かってもらえない。」

親御さんは私の言っていることを理解して治療を受けていらっしゃるわけだ。

子供(整形外科医)とそのことを議論しようとしても相手にしてもらえないそうだ。(バカにされる)

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無理もない話でこのようなガイドラインやサポートツールを勉強しているのだから。

医者にMPSを教えるのは難しいことなのだ。

痛みの生理学、痛みの心理学から私の言っているほうがスジが通っている。

従来の説はスジが通らない。

昨日の夕方、高所から転落して両方のカカトを骨折の人が来た。

今日の夕方、屋根から落ちて肩の脱臼骨折の人が来た。

私の中の整形外科医が活躍する症例だ。

私の中にはペインクリニック医、心療内科医がいる。

大病院ではそれぞれの専門医がいるから、そちらに紹介すればいいのだが開業医は一人で何役もやらなければならない。

最近は「慢性痛」がキーワドとなって大きく変わりつつある。

慢性痛=中枢性感作=痛みそのものが治療の対象(過敏になった火災報知器)

整形外科医は早く気づいて舵を切ってほしい。


「医療関係の皆様へ」から入って「痛みの仕組みとその歪み」が参考になる。


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# by junk_2004jp | 2018-09-19 20:12 | Comments(2)
2018年 09月 17日

痛みのエビデンス?

痛みの定義 1986年 国際疼痛学会

An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。


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他人が体験したことに対しての治療のエビデンス(科学的根拠)とは。

聞き取り調査しかない。

聞き取り調査は時代、地域により、病態の説明の仕方、質問の仕方、期待度により結果は違ってくる。

トリガーポイント注射、鍼、指圧、マッサージなどは手技で経験、職人的、アートの要素がある。

私がしても浪越徳次郎先生がしてもその行為を「指圧」という。

指圧は効くとか効かないとか、同じ土俵で論ずべきことではない。

一方、静脈注射、硬膜外ブロック、星状神経ブロック、神経根ブロックはアートの要素は少ない。

痛みのエビデンスはその時代、その地方でそのやり方が人気があったということだ。

「簡単、再現性、非侵襲性、安い、副作用なし」そういう方法を見つければよい。

evidence based medicine:ある人はその方法で脳の痛覚過敏が解消したという事実がある。聞き取り調査。

mechanism based medicine : 医師としてはこうならざるを得ない。

明日も仕事をしなければならないのか、ゆっくり休養できるのか。

痛くて睡眠が十分とれないのか。

どのように思い込んでいるのか。どのように診断されたのか。

ストレスはどうなのか。

通院はどうなのか。

薬を必要としているのか。

など、個人的な問題が大きく、治療の選択が幅広いだけに若い医師には難しいことだろう。


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# by junk_2004jp | 2018-09-17 01:12 | Comments(0)
2018年 09月 16日

骨盤の歪み?腸腰筋

Aさんは腰痛で病院に行き、牽引をしたら写真のようになりました。

右の腸腰筋(赤点)に強い圧痛がありました。

腸腰筋が強く攣縮しているのだろうと思います。

このようなことが長く続いている人を何人もみています。ここを触診する医師は少ないと思いますが、とても重要です。

脊柱管狭窄症とか、ヘルニアとか間違った診断をします。

先日、高校生の走り高飛びの選手の慢性の腰痛の人を診ました。腰を後屈するのが辛い、座位が辛い。左右の歪みはありませんでしたが、両方のお尻が盛り上がった格好です。骨盤の前傾なんでしょう。

両方の腸腰筋に注射したところ痛みはすぐにとれました。その後は診ていません。

この状態を骨盤の歪みと表現するのか、筋肉の攣縮と表現するのか、微妙ですね。
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私の母のことですが、一旦曲がった腰は、元の状態に戻すことは、難しいでしょうか?

高齢者で腰が曲がった人の多くはこの腸腰筋が伸びない状態の人が多いです。

前傾姿勢ですり足で歩いています。カートにぶら下がって歩くと楽なようです。

ポールウォーキングなどをして腸腰筋を伸ばす訓練をすればいいでしょう。




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# by junk_2004jp | 2018-09-16 16:09 | Comments(0)
2018年 09月 15日

アドヒアランスとコンプライアンス


アドヒアランスとは、聞きなれない言葉ですが、「患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること」を意味します。

日本では、どちらかと言えば、患者さんが医師や薬剤師などから指示された治療法を、指示の通りにきちんと守って実行するコンプライアンス(服薬順守)が行われています。しかし、欧米ではコンプライアンスよりもアドヒアランスが主流になりつつあります。指示されたことに従うというより、患者さん自身が責任を持って治療を進めていこうという考え方です。


骨粗鬆症の治療はコンプライアンス的

慢性痛の治療はアドヒアランス的


厳密にいうとこのようになるのでしょうか。

痛みはexperience(体験、経験)と定義されています。

だから他人(医師等)には分かりようがないのです。数値化、画像化できません。

慢性痛の治療には患者さんが積極的に関わってもらわなくてはならないのです。

そのためには、少し勉強してもらわないといけない。

「軟骨が減っているから、脊柱管狭窄だから、ヘルニアだから」という医学は間違っていたのです。

洗脳されると脱出が難しいことがあります。もっとも洗脳されているのが皮肉にも整形外科医だったりして。

アドヒアランス的治療の訓練を医師は受けて来なかった。若い医師はこのテクニックを是非勉強してください。


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# by junk_2004jp | 2018-09-15 16:10 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 09月 14日

画像診断

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日本はずば抜けたレントゲンやMRI、CTの使用頻度。

筋骨格系の痛みについて、

そこに写っている異常が痛みの原因だという、変な医者ばかり。

山崩れが地震の原因だと言っているのと同じ。

なにも異常がなかったら、心因性とか、わからないとか。手術するほどでないとか。

GHQの日本と日本人の弱体化計画?

イギリス、オーストラリアをお手本にしたらいい。




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# by junk_2004jp | 2018-09-14 00:03 | Comments(0)
2018年 09月 13日

脊柱管狭窄症



腰部脊柱管狭窄症患者169人を2年間追跡調査を行う

2000年から2007年にかけて脊柱管狭窄症患者169人を手術をする群とリハビリテーション(理学療法)をする群にランダムに振り分けて経過を追い、2年後に健康機能(SF-36)測定し、両群を比較しました。

◆治療効果に差はなし

治療を行い、2年経過した後の健康機能の平均点は、手術群で22.4、理学療法を行った群で19.2であり、両群に差は見られませんでした。

研究チームは「今回の研究では脊柱管狭窄症患者に対する除圧術とリハビリテーションにQOLの結果に差がないことが示され、今後患者と医療者はこの結果を踏まえ治療法を検討する必要がある」と述べています。

今回の研究結果は脊柱管狭窄症の治療を選択する上で重要な指針となるかもしれません。
現場の医師や理学療法士の方はどのような印象をお持ちでしょうか。


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ということは、脊柱管狭窄は関係なかったということですね。


リハビリをしてよくなったとしても脊柱管は狭窄のままです。


高齢者の6〜7割に脊柱管狭窄があると言われています。もちろん痛くない人もいます。


診断そのものに間違いがあるのです。


筋筋膜性疼痛症候群です。そう考える以外に合理的な説明ができません。



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# by junk_2004jp | 2018-09-13 19:35 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2018年 09月 11日

「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」という誤った考え

つまり、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症という病名の根拠とされているこの説は間違っています。

根性痛、神経根症、根性坐骨神経痛などで表現されている痛みも間違った概念によるものです。筋筋膜性疼痛、簡単に言えば筋痛症です。

多くの人が不必要な検査をうけて、間違った説明を受けて、的外れな治療を受けて困っています。医療費もバカになりません。

「痛みを知る」熊澤孝朗 著 (熊澤先生は痛みの生理学者)

「神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。」
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中高年の健常者の60%以上に脊柱管狭窄、椎間板ヘルニアがあると言われています。

これらは決して痛みの原因ではありません。多くの場合は無害な結果なのです。

山崩れが地震の原因だと言っているようなものです。

間欠跛行は脊柱管狭窄症のためだと言っているのは間違いです。

間欠性というのは休んだら治るということで、神経の問題ではなく筋肉の問題です。
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# by junk_2004jp | 2018-09-11 18:04 | Comments(0)
2018年 09月 09日

慢性の痛みは学習された痛み

慢性の痛み(3ヶ月以上続く痛み)は学習(記憶)された痛みです。

レントゲンやMRIで写っている画像は痛みの原因ではありません。重力(外力)の結果です。

「悪性腫瘍、感染症、リウマチ系、痛風系」でなければ、痛みの原因は重力(外力)です。だって、痛みは電気信号なのでしょ。

つまりエネルギーです。体内で作られるエネルギーでなければ外からのエネルギーです。(重力と熱)

外からのエネルギーが起電の役割を果たすのです。

あとは自動的に悪循環する。

重力(外力)の結果、痛みが生じた。

重力(外力)の結果、骨折が生じた。

それぞれ別問題として対応すればいいのですが、痛みの対応がとても重要になります。慢性化すると辛いですから。

「いつの間にか骨折」は骨折はあるが、痛みはない。

「いつのまにかヘルニア」

「いつのまにか半月板損傷」

「いつのまにか肩板損傷」

「いつのまにか脊柱管狭窄」

「いつのまにか軟骨障害」

痛くない高齢者の半数以上にこのような画像がみられます。

ところが多くの医師は画像所見が痛みの原因だと説明します。このことは痛みの学習を促進させるのです。不安になり動かさないようになりますものね。

慢性の痛みの治療は脱学習なのです。

痛みは生命に関わりますからすぐに学習(記憶)されるのです。

ゴルフが上手になるのも、英語が話せるのも学習です。

ゴルフも英語もだめなのに痛みだけはすぐに覚えられてなかなか忘れられないわけです。

神経が圧迫を受けて痛い、しびれる、は非常識です。

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筋肉の硬結、短縮も同じように考えられます。こうなっていると必ず痛いわけではないですね。

腸腰筋のつっぱりで、飛び出たお尻(骨盤前傾)、左右差があれば、傾き。

内股歩き→筋のこわばり→O脚変形→膝内側の軟骨磨耗→0脚増強

前へ飛び出た肩

ストレートネック

外反母趾

CM関節症

へバーデン結節

これらは筋の緊張短縮が原因なのでしょうが、必ずしも痛むとはかぎりません。
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# by junk_2004jp | 2018-09-09 11:54 | Comments(0)
2018年 09月 07日

医師から変わるのは期待薄

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これは私の著書「腰痛はトリガーポイントブロックで治る!」のカバー


⑴「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」⑵「老化した関節や変形した骨は痛む」

この間違った説を医師が自ら捨てるのにはまだまだ時間がかかるのではないか。あと二世代ぐらいはかかるのでは?

代替治療家に期待する。

患者さんも勉強してFake 説(間違った説)に惑わされないことだ。

現在はどうなっているのか知らないが、私が若かったころは、外来、手術、病棟の医師はそれぞれ別人。ということは最終的な責任はどこに?

たとえば、上肢痛、腰痛、膝痛などを訴える患者さんはたくさんいるが、それぞれの専門医が診ることが多く、全体像として捉える訓練が少ない。

手術のあとはリハビリ任せ、あるいは紹介した病院、医院に返す。経過を診ることが少ない。

このようなことで、またプライドもあるし、なかなか変えられることはないように思われる。

私のところでは毎日のように、大学が絡んだ患者さんがくる。

大学でよくならず、診療所でよくなる。普通に考えると逆だね。

たとえば

・大学でヘルニアの手術→同じ年にA病院で脊柱管狭窄症の手術→同じ年にB病院でまたもや脊柱管狭窄症の手術

・ある日急に腰痛で歩けなくなる、大学病院ですべり症という診断で固定術を受けた。腰痛はすぐに治ったが以来、両下肢の痛み、しびれが続いている。

こんな病歴を聞くと、まず、間違いなく想像できるのは「不安障害」


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# by junk_2004jp | 2018-09-07 21:25 | 慢性痛 | Comments(0)