心療整形外科

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2018年 09月 19日

「自分の子供が整形外科医」という患者さんが二人いる

私の患者さんで「自分の子供が整形外科医」という人が二人いる。

親の年恰好からしてたぶん30歳代の若い整形外科医なのだろう。

二人の患者さんとも同じことを言う。

「説明しても分かってもらえない。」

親御さんは私の言っていることを理解して治療を受けていらっしゃるわけだ。

子供(整形外科医)とそのことを議論しようとしても相手にしてもらえないそうだ。(バカにされる)

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無理もない話でこのようなガイドラインやサポートツールを勉強しているのだから。

医者にMPSを教えるのは難しいことなのだ。

痛みの生理学、痛みの心理学から私の言っているほうがスジが通っている。

従来の説はスジが通らない。

昨日の夕方、高所から転落して両方のカカトを骨折の人が来た。

今日の夕方、屋根から落ちて肩の脱臼骨折の人が来た。

私の中の整形外科医が活躍する症例だ。

私の中にはペインクリニック医、心療内科医がいる。

大病院ではそれぞれの専門医がいるから、そちらに紹介すればいいのだが開業医は一人で何役もやらなければならない。

最近は「慢性痛」がキーワドとなって大きく変わりつつある。

慢性痛=中枢性感作=痛みそのものが治療の対象(過敏になった火災報知器)

整形外科医は早く気づいて舵を切ってほしい。


「医療関係の皆様へ」から入って「痛みの仕組みとその歪み」が参考になる。


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by junk_2004jp | 2018-09-19 20:12 | Comments(2)
2018年 09月 17日

痛みのエビデンス?

痛みの定義 1986年 国際疼痛学会

An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。


===========

他人が体験したことに対しての治療のエビデンス(科学的根拠)とは。

聞き取り調査しかない。

聞き取り調査は時代、地域により、病態の説明の仕方、質問の仕方、期待度により結果は違ってくる。

トリガーポイント注射、鍼、指圧、マッサージなどは手技で経験、職人的、アートの要素がある。

私がしても浪越徳次郎先生がしてもその行為を「指圧」という。

指圧は効くとか効かないとか、同じ土俵で論ずべきことではない。

一方、静脈注射、硬膜外ブロック、星状神経ブロック、神経根ブロックはアートの要素は少ない。

痛みのエビデンスはその時代、その地方でそのやり方が人気があったということだ。

「簡単、再現性、非侵襲性、安い、副作用なし」そういう方法を見つければよい。

evidence based medicine:ある人はその方法で脳の痛覚過敏が解消したという事実がある。聞き取り調査。

mechanism based medicine : 医師としてはこうならざるを得ない。

明日も仕事をしなければならないのか、ゆっくり休養できるのか。

痛くて睡眠が十分とれないのか。

どのように思い込んでいるのか。どのように診断されたのか。

ストレスはどうなのか。

通院はどうなのか。

薬を必要としているのか。

など、個人的な問題が大きく、治療の選択が幅広いだけに若い医師には難しいことだろう。


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by junk_2004jp | 2018-09-17 01:12 | Comments(0)
2018年 09月 16日

骨盤の歪み?腸腰筋

Aさんは腰痛で病院に行き、牽引をしたら写真のようになりました。

右の腸腰筋(赤点)に強い圧痛がありました。

腸腰筋が強く攣縮しているのだろうと思います。

このようなことが長く続いている人を何人もみています。ここを触診する医師は少ないと思いますが、とても重要です。

脊柱管狭窄症とか、ヘルニアとか間違った診断をします。

先日、高校生の走り高飛びの選手の慢性の腰痛の人を診ました。腰を後屈するのが辛い、座位が辛い。左右の歪みはありませんでしたが、両方のお尻が盛り上がった格好です。骨盤の前傾なんでしょう。

両方の腸腰筋に注射したところ痛みはすぐにとれました。その後は診ていません。

この状態を骨盤の歪みと表現するのか、筋肉の攣縮と表現するのか、微妙ですね。
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私の母のことですが、一旦曲がった腰は、元の状態に戻すことは、難しいでしょうか?

高齢者で腰が曲がった人の多くはこの腸腰筋が伸びない状態の人が多いです。

前傾姿勢ですり足で歩いています。カートにぶら下がって歩くと楽なようです。

ポールウォーキングなどをして腸腰筋を伸ばす訓練をすればいいでしょう。




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by junk_2004jp | 2018-09-16 16:09 | Comments(0)
2018年 09月 14日

画像診断

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日本はずば抜けたレントゲンやMRI、CTの使用頻度。

筋骨格系の痛みについて、

そこに写っている異常が痛みの原因だという、変な医者ばかり。

山崩れが地震の原因だと言っているのと同じ。

なにも異常がなかったら、心因性とか、わからないとか。手術するほどでないとか。

GHQの日本と日本人の弱体化計画?

イギリス、オーストラリアをお手本にしたらいい。




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by junk_2004jp | 2018-09-14 00:03 | Comments(0)
2018年 09月 11日

「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」という誤った考え

つまり、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症という病名の根拠とされているこの説は間違っています。

根性痛、神経根症、根性坐骨神経痛などで表現されている痛みも間違った概念によるものです。筋筋膜性疼痛、簡単に言えば筋痛症です。

多くの人が不必要な検査をうけて、間違った説明を受けて、的外れな治療を受けて困っています。医療費もバカになりません。

「痛みを知る」熊澤孝朗 著 (熊澤先生は痛みの生理学者)

「神経線維は通常、その末端にある受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮を起こしたりするようなことはありません。」
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中高年の健常者の60%以上に脊柱管狭窄、椎間板ヘルニアがあると言われています。

これらは決して痛みの原因ではありません。多くの場合は無害な結果なのです。

山崩れが地震の原因だと言っているようなものです。

間欠跛行は脊柱管狭窄症のためだと言っているのは間違いです。

間欠性というのは休んだら治るということで、神経の問題ではなく筋肉の問題です。
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by junk_2004jp | 2018-09-11 18:04 | Comments(0)
2018年 09月 09日

慢性の痛みは学習された痛み

慢性の痛み(3ヶ月以上続く痛み)は学習(記憶)された痛みです。

レントゲンやMRIで写っている画像は痛みの原因ではありません。重力(外力)の結果です。

「悪性腫瘍、感染症、リウマチ系、痛風系」でなければ、痛みの原因は重力(外力)です。だって、痛みは電気信号なのでしょ。

つまりエネルギーです。体内で作られるエネルギーでなければ外からのエネルギーです。(重力と熱)

外からのエネルギーが起電の役割を果たすのです。

あとは自動的に悪循環する。

重力(外力)の結果、痛みが生じた。

重力(外力)の結果、骨折が生じた。

それぞれ別問題として対応すればいいのですが、痛みの対応がとても重要になります。慢性化すると辛いですから。

「いつの間にか骨折」は骨折はあるが、痛みはない。

「いつのまにかヘルニア」

「いつのまにか半月板損傷」

「いつのまにか肩板損傷」

「いつのまにか脊柱管狭窄」

「いつのまにか軟骨障害」

痛くない高齢者の半数以上にこのような画像がみられます。

ところが多くの医師は画像所見が痛みの原因だと説明します。このことは痛みの学習を促進させるのです。不安になり動かさないようになりますものね。

慢性の痛みの治療は脱学習なのです。

痛みは生命に関わりますからすぐに学習(記憶)されるのです。

ゴルフが上手になるのも、英語が話せるのも学習です。

ゴルフも英語もだめなのに痛みだけはすぐに覚えられてなかなか忘れられないわけです。

神経が圧迫を受けて痛い、しびれる、は非常識です。

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筋肉の硬結、短縮も同じように考えられます。こうなっていると必ず痛いわけではないですね。

腸腰筋のつっぱりで、飛び出たお尻(骨盤前傾)、左右差があれば、傾き。

内股歩き→筋のこわばり→O脚変形→膝内側の軟骨磨耗→0脚増強

前へ飛び出た肩

ストレートネック

外反母趾

CM関節症

へバーデン結節

これらは筋の緊張短縮が原因なのでしょうが、必ずしも痛むとはかぎりません。
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by junk_2004jp | 2018-09-09 11:54 | Comments(0)
2018年 08月 28日

大阪府柔道整復師会 大阪学術大会



加茂氏は〝「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」「老化した関節や変形した骨は痛む」「筋肉痛は放っておいても治る」といった話を聞いたことがないだろうか。これらは全部、根拠のない間違った思い込みだと思う。専門医ですらそう思い込んでいる。近年は慢性痛が話題となっているが、筋膜性疼痛症候群(MPS)にはほとんど触れられていない。なかにはMPSの存在すら信じていない、筋肉の痛みに関して無知な医師も多い。「Pain in Japan 2010」によれば、日本成人のうち約22.5%が慢性疼痛を保有しているとされているが、7割の患者は適切に緩和されていないという。外傷の早期やリウマチ系、痛風などは組織損傷を伴うので、慢性ではなく急性痛が繰り返し起こっていると考えられる〟等述べて、慢性痛や神経障害性疼痛などの定義について解説した。

〝怪我で半月板を損傷したことにより痛みが生じた場合、あくまで怪我が疼痛の原因であり半月板損傷が原因と考えることは間違いである。構造的に治癒していても痛みが残っていては苦痛となってしまうため、痛みの治療が優先されるべきと考える。痛みの生理学は1980年代中頃に急速に進歩した。スコットランドでは腰痛であっても①活動的を保つ、②単純な疼痛緩和を試みる、③必要であればアドバイスを求める、ということが提唱されている。また、British journal of sports medicineは変形性関節症には運動療法を行うことで、短期間で良好な結果が得られたとしている。オランダの調査ではヘルニアは手術をしてもしなくても、1年後の結果は同じであると報告されている〟等、様々な文献や研究データを示しながら、組織損傷の治療と痛みの治療は別のものだと主張。痛みの発生機序等についても図解し、分かりやすく説明した。

最後に〝患者の訴えは正しいものだと考えること。医学的にあり得ないなどと考えずに耳を傾ける。病院は安心を売る商売である。親切にすることが最大の医療の補助となる。腰痛があっても「一大事だ」と思わせずに「動いていれば大丈夫」と思わせることで回復につながっていく。痛みがあってもまずはやってみること(やればやるほどいいというわけではない)、動くと悪化するという誤解を是正することが大切である〟と纏めた。



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by junk_2004jp | 2018-08-28 20:18 | Comments(0)
2018年 08月 21日

「大阪府柔道整復師会 学術大会」でお話をしてきました。

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8月19日 シティプラザ大阪

「神経が圧迫されると痛みやしびれがおきる(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症)」は間違い。

「軟骨、半月板、肩板、椎間板が傷んでいるのが痛みの原因」は間違い。

構造の治療と痛みの治療は別問題。早期の痛みの治療は重要。

慢性化、広範囲化すると厄介、中枢性感作(中枢性痛覚過敏)=神経障害性疼痛=慢性痛

脳と筋肉

動かすこと、安心すること、希望を持つこと。

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来年の3月には福岡市の柔道整復師会にいってきます。

日本の疼痛治療は遅れているそうです。柔道整復師にもこの問題を研究、議論していただいて、全国が盛り上がればいいですね。そのお手伝いをさせていただきます。

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by junk_2004jp | 2018-08-21 13:11 | Comments(1)
2018年 08月 18日

週刊現代9/1号 電話取材を受けた

昨日発売の「週刊現代」9月1日号

大反響第2弾 医療先進国ドイツ・フランスでは「やらない手術」

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<抜粋>

高齢者を深く悩ませる「腰痛」。だが、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で、いきなりメスを入れるのは、欧州では論外と考えられている。

「欧州では、腰痛について手術をしても治るかはわからない、手術をしてもしなくても症状は変わらないという見解が強くなっています。それどころか、手術したことにより腰痛が悪化することもある。確かに欧州でも腰の手術はしますが、まずはリハビリや保存治療を推進しています。」(加茂整形外科医院の加茂淳氏)

<抜粋終わり>
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そもそも、診断が間違っている。

意味のない検査をして、患者を不安にさせる。不安障害のある人は専門医の言葉やMRIの画像が脳にこびりついてなかなか立ち直れない。今日はそういう人を二人診た。

痛みがどういうメカニズムで生じて、どのように広がり、慢性化するのか、現在の生理学である程度の答えがでている。

椎間板ヘルニアも脊柱管狭窄も健常者でも6〜7割の人にある、といわれている。

「神経を圧迫するとその神経の支配領域に痛みやしびれが生じる(神経根症、根性疼痛)」このような生理学は存在しない。

手術をしてよくなったとしてもプラセボ効果、儀式的効果で多くの場合は再発する。

これの検査と手術でどれだけ多くの保険診療費を費やしていることか。それに見合う成果はあったとはいえない。


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by junk_2004jp | 2018-08-18 16:03 | Comments(3)
2018年 07月 27日

激しい痛み(痛み行動)ほど心理・社会的な要素が大きいものだ

60歳代後半、男性、会社員

1ヶ月前、ゴルフをした翌日より右お尻から太ももの前後に、また右の膝周辺に強い痛み出現した。

過去にこのような痛みを体験したことがない。

夜間痛も強く眠りも十分とれない。

痛む部位に手を当てて歩行はかろうじて可能。(痛み行動)

数軒の病院を受診して、半月板損傷や脊柱管狭窄症を疑われているものの経過観察に終わっている。

お尻や膝周辺大腿部の多数の圧痛点に少量の局所麻酔を注射した。

痛みはうんと楽になり歩行もスムーズになった。もちろん筋筋膜性疼痛症候群だ。

たぶんストレス(心理・社会的)が大いに関係しているものと思う。

この年齢は老人でもなく若くもない。職業もそろそろ肩を叩かれるころ。なんやかやとストレスがあるのだろう。

そういうことを説明して初診を終えた。1週間後再診予定。


40歳周辺、女性、会社員(立ち仕事)

1ヶ月前より、誘引不明で左のお尻から下腿にかけて痛みに悩まされている。

某病院で腰のレントゲンを撮ったが異常なし。MRIの順番を待っている。

知人に私のところで2回で治ったからと受診を勧められた。

筋肉の攣りしか考えられない。ヘルニアがあってもなくても関係ない。

腸腰筋や臀筋、下腿筋にある数カ所の強い圧痛点に30ゲージ注射針で局所麻酔を注射した。

すぐに痛みは取れた。

ストレス(心理・社会的)が関係しているように思うことを告げた。心当たりがあるような様子。

「何回で治るかは、医者はいつの場合も分からないのです。貴方の知人は2回で治ったのですね。貴方は1回で治るかもしれませんよ。あるいは薬が必要かもしれません。それはストレス、たぶん人間関係かな、に関係しているからです。とりあえず心配な病気ではありませんので安心してよく動いてください。」

ということで初診を終えた。1W後再診の予定。


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by junk_2004jp | 2018-07-27 19:08 | Comments(0)