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心療整形外科

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カテゴリ:未分類( 517 )


2019年 12月 11日

専門医<<素人

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このような看板はよく目にする。当院にはここで働く人が何人かいらっしゃる。仕事で疲れた腕や頚、肩などの治療にくるのだ。

また、彼女らはお客さんを紹介してくる。注射をしてマッサージをするのだ。

資格を持っているのか知らない。もちろん資格を持っている方もいる。

⭕️頚の痛み、上肢のしびれ→内科医が脊椎専門医に紹介→頚5/6が狭く神経が圧迫されていると診断を受けて頚牽引をしているがよくならない。→当院受診→斜角筋や前腕筋に圧痛→トリガーポイント注射→すぐに改善した。

もちろん筋肉の凝りなのだ。仕事の動作が関係している。自営なので休んでもいられない。

⭕️前屈みで長時間腕を使う仕事、背部痛、両腕のしびれ、腰痛、両下肢のしびれ

大学で頚の固定術、他大学で頚の除圧術

現在、線維筋痛症状態。

もちろん仕事の姿勢からくる筋肉の凝りが原因。

「専門家<<<素人」こんな分野が他にあっただろうか?

内科医による脊椎外科医への紹介、勤務先上司や家族の脊椎外科医への紹介。





by junk_2004jp | 2019-12-11 20:34 | Comments(0)
2019年 11月 29日

20年遅れている日本の痛みの治療


国民皆保険、フリーアクセス、日本のレントゲンやMRI、CTの人口あたりの数は群を抜いて多い。

ノーベル賞の数、JAXAの活躍など科学技術の先進国を自負する日本で、なぜ痛みの医療が20年も遅れをとったのか?

1960年代(約60年前)ジャネットトラベル「トリガーポイントと筋筋膜療法」

1986年(約35年前)痛みの生理学の爆発的発展があった。痛みが定義された。

その約10年後、基礎医学の発見が臨床医学に変化を起こす。

1997年(約20年前)オーストラリア・ビクトリア州でマルチ・メディアキャンペーン「腰痛に屈するな」Back Pain: Don't Take It Lying Down.
1999年(約20年前)スコットランドでマルチ・メディアキャンペーン「腰痛の考え方を変えて、その影響を軽減」Working Backs Scotland" : Changing the Culture of Back Pain ー and Lessening Its Impact


2012年(約10年前)アメリカで始まるキャンペーン「賢い選択」Choosing Wisely

私がHPを作ったのは2001年(約20年前)からで、地方都市の開業医でさえ、オーストラリアやスコットランドとほぼ時を同じくして知識を持っていたのです。インターネットはまだありませんでしたが、製薬会社が持ってきてくれるパンフレットなどで知識をえていました。自負するところです。

皆保険、フリーアクセス、MRI数、医学会の体質、日本人の完璧主義的なところ、などが裏目にでたのでしょう。

20年の遅れを取り戻さなくてはなりません。

人口減少、生涯現役、人生100年、医療費高騰、待ったなしです。

日本ではマルチ・メディアキャンペーンとはいかないでしょうが、最近の傾向として、脳の不思議が話題になりつつありますね。

腰だけの問題ではなくて、クビ、肩、膝、どこも同じことなのです。

日本でのキャンペーンの名前は何がいいでしょうか。

「デトックス・ペイン」「痛み、しびれは攣り・凝りと神経可塑」


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こんなビデオを放送していては遅れを取り戻せない。






by junk_2004jp | 2019-11-29 01:58 | Comments(0)
2019年 11月 15日

患者さんから綺麗な写真をいただきました(小松の海)

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バックグランド・ミュージックをつけました

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by junk_2004jp | 2019-11-15 12:55 | Comments(0)
2019年 10月 11日

皆さんに問います。(本当にあった話、また同様のことは毎日診ています。)

75歳、男性、雪かきをしたあと、腰、下肢が痛くなり、整形外科を受診。

レントゲン、MRIの検査を受ける。

脊柱管狭窄症の診断を受ける。

治療を続けるも改善せず、手術を受ける。

よくならない。

当院受診。(トリガーポイント注射、サインバルタで回復)

つまり、この方は急性痛から不適切な治療で慢性痛に移行したものと思われる。

手術は麻酔下にケガを負うこと。また術後の安静は痛みの慢性化に繋がる。

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雪かきをするぐらいだから、もともと、元気だった。

脊柱管狭窄が急に起きるわけではないのだから、雪かきをする前から、全く症状のない脊柱管狭窄があったのだろう。

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今回の痛みは

1・脊柱管狭窄のため

2・雪かきをしたための筋痛(遅発性筋痛・・・運動会の次日)(サルコペニア・・・年寄りの冷水)

3・脊柱管狭窄がある人が雪かきをしたから

以上のどれだと思いますか?

答えは2。

3はない。テニス肘、五十肩のとき、頚の検査をすることはない。神経が圧迫を受けると痛覚が過敏になるという法則はない。狭窄のない人でも痛みはおきる。

鍼、マッサージに行けばよかった。もちろん私のところに来てもすぐに治せます。急性痛は治りやすい。

もし、MRIに異常がない場合は

「特に異常ありません」「手術するほどの異常はありません。お薬、湿布だします。」

ということになるが、それでよくなるかどうか。

筋痛は慢性化しやすいものだ。五十肩で経験する。

大学病院などでは新鮮例を経験することは少ない。

外来医、病棟医、手術医、リハビリ医と別々のことが多い。

医師は治すスキルや道具を持っていないので、とりあえず検査をしがち。

上記の症例の「雪かき」のかわりに「草むしり」「旅行」などを「脊柱管狭窄」のかわりに「軟骨障害」「ヘルニア」「半月板障害」「すべり症」などを挿入すればいくらでもストーリーができる。

とにかく、慢性痛の説明には筋筋膜性疼痛症候群でしかできない。

大病院の門前で治療院を開業するのはいい方法だ。

猫に小判、整形医にMRI、なんて言われないように。

痛みの生理学が爆発的発展をしたのが35年前だ。

いつまでも古い概念でいてはならない。



by junk_2004jp | 2019-10-11 14:00 | Comments(0)
2019年 10月 10日

週刊現代2019・10/12,19

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日本の整形外科医、脊椎外科医にはびこる「神経根障害」(神経根が狭窄やヘルニアによって障害を受けると神経に沿って痛み、しびれが生じる)という空想。

障害とはどういう状態をいうのか?

神経が障害を受けるとなぜ痛覚が過敏になるのか?

脊柱管狭窄症診断サポート・ツールより
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by junk_2004jp | 2019-10-10 03:19 | Comments(3)
2019年 09月 12日

70歳代男性の哀愁(私72歳)


まだまだ若いもんには負けないと思っているが、現実はすごく筋力などが落ちている。

定年退職後の居場所がない。

生物・心理・社会的疼痛症候群(筋筋膜性疼痛症候群)

⭕️「生物学的」70歳代、男性。学校の清掃の仕事をしている。階段の昇降が多い。

過去に2回、脊柱管狭窄症の手術をしている。

また、お尻から太ももにかけて痛みがでてきた。

病院受診してMRIなどの検査を受けたが「脊柱管はきれい」ということで、とくに治療はなかった。

腸腰筋と臀筋の圧痛点に局所麻酔を注射したら、その場で痛みは消えた。

加齢による筋質の劣化(サルコペニア)とそれに見合わない労働。

痛みと脊柱管狭窄とは関係がない。高齢者が増える中、簡単な治療で痛みを改善する技術をみにつけるべきだ。

⭕️「心理・社会的」70歳代、男性。営業の仕事をしていた。新しい地で妻と二人でマンション暮らし。腰痛と両足のしびれ、時々両手のしびれあり。

仕事一筋だった男性が、その人間関係や環境が一変すると、居場所がなくなり軽い鬱状態になる。

「ワンコでも買ったら」「私が先に死ぬかと思うと・・・」

「子供の通学の旗持ちは?」「新しい地なので町内会もわからず・・・」

「生物学的」と「心理・社会的」を明確に分類できるものではないが、問診などで大体どちらが強いのか見当がつく。




by junk_2004jp | 2019-09-12 22:18 | Comments(3)
2019年 09月 11日

「現代ビジネス」に名倉潤氏の頚椎ヘルニアについて私のインタビュー




ヘルニアが神経根を圧迫して痛みやしびれが生じるということはない。

まれに、脊髄を圧迫して「脊髄マヒ(頚部脊髄症)」が生じる。これは歩行障害(痙性歩行)、手指の巧緻運動障害(ボタンがとめにくい)。腱反射亢進、病的反射(クローヌス、バビンスキー、トレムナー)。

頚部脊髄症にMPSが合併することがあるが、頚部脊髄症がMPSを直接起こしているわけではない。

痛みやしびれはヘルニアのせいではなく、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)だ。

慢性痛は中枢性の痛覚過敏状態で「体のうつ」ともいえる。下行性疼痛抑制系の機能低下。この神経はセロトニン作動性で、抗うつ薬(サインバルタ)が保険で認められている。



by junk_2004jp | 2019-09-11 13:08 | Comments(14)
2019年 08月 23日

ダイヤモンドオンライン「究める医師の仕事と哲学」

ダイヤモンドオンライン「究める医師の仕事と哲学」

本日朝より公開中です。



2300万人(成人の5人に一人)が慢性の痛みをかかえている。

医療費もさることながら、いつまでも元気で仕事ができることが幸せだ。

そもそも日本人は強い身体を持っていたのではないか。

医師が増え、MRIが増えることと関係していないだろうか。

取り戻そう!

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by junk_2004jp | 2019-08-23 11:40 | Comments(0)
2019年 08月 11日

いつのまにか骨折


骨粗鬆症だと日常の背骨への負荷で圧迫骨折が起きることがある。いつのまにかだから痛くはないのだ。

骨が頑丈だと、椎体と椎体の間にある椎間板が潰れる。髄核が脱出することがある。「いつのまにかヘルニア」だ。

「いつのまにかヘルニア」

「いつのまにか椎間板損傷」

「いつのまにか半月板損傷」

「いつのまにか関節軟骨障害」

「いつのまにか肩板損傷」

椎間板などがつぶれてくると補修作業が行われる。それが骨棘形成だ。それが脊柱管狭窄となる。つまりよく補修されていて安定しているということだ。

このように「いつのまにか・・・」は重力のもとで60年間以上生活すると多くのの人に見られるようになる。「いつのまにか骨折」以外は60%以上の人に見られるということだ。

もちろん治療の必要はない。

MRIは見えなくてもいいものまで見えてしまい神経質になる。そしてしなくてもいい治療までしてしまう。

外科治療はケガを与えるわけで、それがまた痛みの原因になることがある。

賢い治療選択を。



by junk_2004jp | 2019-08-11 11:23 | Comments(0)
2019年 08月 08日

しびれ

「しびれ」は「知覚鈍麻〜知覚脱失」と混同される。

⭕️「しびれ」はジンジンした感覚。筋筋膜性疼痛症候群の症状、線維筋痛症の症状、ストレスの症状。

綱引き、腕相撲、鉄棒ぶら下がり、重い物を持つなどのあと手がジンジンした感覚になることがある。駆血帯で腕を締めたとき、正座のとき手や下腿がジンジンした感覚になるときがある。だれでもジンジンした「しびれ」を体験できる。
上記の場合、しばらく解放するとジンジンした感覚は消えるが、筋筋膜性疼痛が続くと細静脈が圧迫を受けうっ血し、ジンジンした感覚が続く。
手のしびれや足のしびれは、前腕や下腿の筋肉や手や足の小さな筋肉に鍼や注射、マッサージで改善することがある。
指を動かす、手を振るなどで改善することがある。
手根管症候群は正中神経の圧迫ではなくて筋筋膜性疼痛症候群だと思う。

⭕️「知覚鈍麻〜知覚脱失」は局所麻酔を打って手術をするとき知覚がマヒした状態。知覚神経を絞扼(締め付ける)したとき知覚がマヒした状態。この状態も「しびれている」と表現されることもあるので、医師でさえ混同していることがある。

「ヘルニア(脊柱管狭窄)が神経を押しているからしびれているのだ。」これは間違いです。
腓骨神経マヒ、尺骨神経マヒ、橈骨神経マヒなど知覚神経が絞扼されると知覚鈍麻〜知覚脱失になる。この状態もしびれていると表現することがあるので要注意。神経(マヒ)症状。
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尺骨神経マヒ
尺骨神経支配領域(点線より小指側)の知覚が脱失(マヒ)している。
骨間筋の萎縮がみられる。



by junk_2004jp | 2019-08-08 16:14 | Comments(0)