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カテゴリ:ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾( 763 )


2019年 09月 10日

脊柱管狭窄症という診断は間違っている

既出

⭕️70歳代、男性。雪かきを数日間した後、下肢、腰が痛くなり歩行困難となる。レントゲン、MRIの結果、椎間板ヘルニアがあるということで、手術をうける。改善しない。脊柱管狭窄症もあるので、再度、手術をする。よくならない。

当院受診、「腰部下肢の慢性の筋筋膜性疼痛症候群」ということで、サインバルタ投薬とトリガーポイント注射などで、痛みは改善した。

⭕️70歳代、男性。少年野球のコーチ。右膝痛発生、「半月板損傷」という診断をうけた。左膝痛も発生。その後、腰痛、両下肢痛も発生。脊柱管狭窄症ということで、手術を受けるも改善せず。

中高年になると、健常者でも半月板損傷や脊柱管狭窄は60%以上にみられる。これらが痛みの原因になることはない。

痛みの原因はサルコペニア(高齢の筋肉劣化)+過重労働(早い話が年寄りの冷や水)=筋痛症

⭕️70歳代、男性。数日前、田んぼ仕事をしてより、腰痛、下肢痛。知人の紹介で当院受診。腸腰筋、臀筋、外側広筋、腓腹筋などの圧痛点にトリガーポイント注射をした。すぐに改善した。もちろん、レントゲンやMRIは撮っていない。

整形外科を受診したばっかりに痛みの迷路にはまり込む。

こんな症例は専門医より、温泉マッサージの先生のほうがうまいと思う。

そもそも脊柱管狭窄症って、痛みやしびれの原因にならない。




by junk_2004jp | 2019-09-10 18:15 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 09月 07日

脊柱管狭窄症という全く間違った診断


最近はレントゲンやMRIを撮って「脊柱管狭窄症」と診断されるケースがとても多い。

  • 私が医者になった40年前にはこの病名はなかった。

  • 2001年頃にパルクス、リプル(プロスタグランジンE:血流改善の注射)が発売されたのを契機にこの病名が一気に広がったように思う。

  • その理論には納得できない。(神経根が圧迫を受けると神経根を栄養している細動脈の血流が障害されてその神経の支配領域に痛みやしびれが生じる。)

  • 無駄な検査を受けて、間違った説明を聞いて、効果のない治療をうける。手術をすることによって一層悪化することがある。

  • 高齢者の6〜7割に脊柱管狭窄があると言われている。もちろん症状のない人も多い。

  • 間欠性跛行(しばらく歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、休むと回復する。)はまさにサルコペニアによる筋痛だ。

  • しびれは鉄棒にぶら下がっていると手がしびれるのと同じで筋肉のこわばりなどによるうっ血状態ではないだろうか。

  • 高齢になってからの運動はかえって痛みをおこすことがあるから、若いうちから運動を習慣にする。

  • 鍼灸、マッサージ、トリガーポイント注射など好みの治療でよい。

この病態は地面反力とサルコペニアだ

老化により筋力筋質の低下(サルコペニア)がおこる。

地面反力は最近のゴルフスウィング理論で使われている言葉で、地面を押す力の反作用を受けていること。地球上で立って70年間以上生活するということはかなり大変なこと。






by junk_2004jp | 2019-09-07 19:42 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 08月 27日

しくじりの根元はこれ→神経根障害

脊椎外科医のしくじりの根元の考え方は「神経根障害」という思いつきだ。
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脊柱管狭窄サポートツールマニュアル(2006年、多くの専門医の共著)

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神経根ブロックが効けばそこが痛みの現場、効かなければ心因性

脊柱管狭窄があっても必ずしも症状があるとはかぎらないことは彼らも知っている。そこで、神経根ブロックをして、症状が消えることが確認できれば、「その神経根が悪さをしていたのだ。」証明できると考える。

「それは神経根の細動脈が圧迫により循環障害が起きていたからだ」と考える。

椎間板ヘルニアも同じ考えで、ヘルニアがあっても必ずしも症状があるとは限らない。ヘルニアの場合は髄核から放出されるTNFαが神経根炎を起こすという筋書きだ。

あるときは血流障害、あるときは炎症。

しかし、神経根がそのような状態であったとしてもなぜ、その神経の支配領域の痛覚が過敏になるのか。その説明がなされていない。

ヘルニア、脊柱管狭窄があっても炎症が起きていなければ、または血流がよければ痛くないというわけだ。

しかし、神経根ブロックが効いたということは「そこが悪さをしていたのだ。」という証拠にはならない。痛みの電気信号がそこを通って脊髄に入ったという証拠にはなるが。私はこれを「あみだくじ療法」と名付ける。

どこに原因があるのか?その痛みの電気信号はどこから来たのか?

近代生理学の教えに従えば、線維の先端のポリモーダル受容器から来たのだ。

それを筋筋膜性疼痛という。筋性疼痛ともいうが、この筋肉痛はもっともありふれた病態だが、研究者は少なくまだ、十分に分かっていない。

痛みの問題は交通事故や労災の補償と関係することが多いので、しっかりとした根拠のある説明がほしいものだ。

⭕️昨日の症例

50歳代、女性。昨年、脊柱管狭窄症の手術をしたが間欠性跛行(100m)が続いている。両側の腸腰筋の筋筋膜性疼痛(鼠蹊部のちょっと上部に圧痛。下肢を挙げる筋肉で歩くときに使われる。

その他の部位にも圧痛があったが、腸腰筋が主役。この筋肉は治療によく反応する。その場で軽くなることが多い。

そもそも「間欠性」とは休むと回復するということで、筋性疼痛の特徴だ。重いカバンを持っていたら腕が痛くなったが休んだらまた持つことができた。
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2009年加茂淳著





by junk_2004jp | 2019-08-27 16:53 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 08月 24日

四肢のしびれでクビのヘルニア(頚部脊髄症)の手術をしたがよくならない

昨年頚椎ヘルニアによる脊髄症のため脊髄圧迫解除の手術を受けたXです。7年ほどから起こった腕と脚のしびれが気になり内科、神経内科、整形外科などを受診していました。どの科でもしびれの原因がわからず、一昨年に脳神経外科で受けた頚部CTで判明、自然治癒は不可能、歩行不能や膀胱直腸障害がこのあと進む可能性あり、また、このままで転倒すると四肢麻痺のおそれがあると説明されました。ですが、術後もしびれが広がり、さらには強まり続けており、肉体的にも精神的にもつらい日がずっと続いています。神経内科も整形外科の先生も「運動機能が問題もなく全身がしびれる」症状に該当する病名はないとのことで抗不安薬とリリカを処方されています。一昨日に加茂先生のホームページやブログに出会い、目を皿のようにして拝読し、筋性疼痛のことを初めて知りました。加茂先生の理論は私の意識を180度変えてくださいました。痛みやしびれの犯人が神経ではないとは!神経がこのつらいしびれとは関係ないのであればまた脊椎のヘルニアなどの問題が見つかり手術を受けるのは本当に恐ろしいです。

ヘルニアが脊髄を圧迫して脊髄マヒが生じることがある。脊髄は第一腰椎のあたりまでなので腰で起きることはない。ほとんどが頚椎で起こる。

痙性マヒ(痙性歩行、手指の巧緻運動障害)、腱反射亢進、病的反射(バビンスキー、クローヌス、トレムナー)で視診、問診で見当がつく。

運動神経のマヒが初発で知覚が最初から侵されることはないように思う。知覚がマヒすると、ジンジンした「しびれ」ではなく知覚鈍麻〜知覚脱失だ。

相談者は運動は正常なので脊髄症(脊髄マヒ)ではない。だから手術をしても変化はなかった。

頚部脊髄症の患者にたまたま筋性疼痛によるしびれ(ジンジン)が合併していることはある。手術をして痙性マヒは改善するかもしれないがしびれは改善するとは限らない。

先生からの問いかけで気づいたことがあります。弱いしびれに初めに気づいたのが突発性難聴で入院した直後だったこと。その後も難聴のストレスと不安が増大するとともにしびれが足裏から上るように広がり、続いたこと。頚椎ヘルニア脊髄症の診断後にしびれが階段上に増悪し続けたこと。しびれは徐々に強くなり24時間ノンストップで眠りも浅く、そのストレスと不安により引きこもりのような生活で極度の運動・活動不足であること。30年間毎日でる慢性のじんましんも含め自律神経は弱そうだと感じること。一連の流れを通して、常に緊張と不安を感じやすい己の性質から、慢性のじんましんや突発性難聴を経験し、しびれが広がり続けるなかで「たまたま頚椎ヘルニアの脊髄圧迫が見つかった」印象があります。

メールでの問診で、しびれは「不安障害」の身体症状だと思われた。突発性難聴も蕁麻疹も同じことなのだろう。

「どの科でもしびれの原因が分からず・・」はお粗末だ。神経内科の医師だけがそれらしきことを言ったそうだが。

整形外科の外来は問診、視診、触診、反射、経過で99.9%診断できる。


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うつや不安の体の兆候


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うつや不安の心の兆候


⭕️先日、興味深い症例があった。

右手は肘部菅にての尺骨神経マヒ。骨間筋の萎縮、独特な4、5指の伸展障害。
左手は手掌全体がしびれている。ジンジンした感じ。前腕の筋筋膜性疼痛症候群だった。

右手は神経麻痺、左手はジンジン、いわゆるしびれ。

学生さんに供覧したいような症例だった。

「肘の内側を叩くと指先までひびく」これは神経を叩くとひびくのではなくて、肘の内側の筋肉などの関連痛だと思う。






by junk_2004jp | 2019-08-24 02:42 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 08月 07日

週刊現代「夏の合併号8・10・17」

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「椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、坐骨神経痛などの痛みは、手術をしても痛みがなくなることはありません」

電話インタビューに答えたのですが、詳しくいうと
坐骨神経痛というのは、お尻から下肢の主として裏側の広がる痛みの総称です。つまり頭痛とか腹痛というのと同じような言葉なのです。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は、これらによって、神経根が圧迫を受けているためにその神経支配領域に痛みやしびれが出るという考えですが、これは痛みの生理学が未発達の時代の間違った説だと思います。
神経を圧迫しても痛みやしびれが起きることはありません。だから健常者でもヘルニアや狭窄は中高年では60%以上の人に見られるというデータがあります。
痛みの本態は筋筋膜性疼痛症候群です。
簡単にいうと筋痛症ですが慢性化しやすく、広がった状態です。慢性痛=中枢性感作=神経障害性疼痛(痛覚が過敏になった状態)
手術で治ることはあるでしょうがプラセボ効果でしょう。長続きしないことが多く、痛みが再発することが多いです。
筋筋膜性疼痛症候群は筋肉の緊張、脳の痛覚過敏が治ればいいのですから、いろんな治療に反応するでしょう。
鍼灸、トリガーポイント注射、マッサージ、心理療法、薬、認知行動療法などなど。






by junk_2004jp | 2019-08-07 19:31 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 08月 02日

名倉潤さんの頚椎ヘルニア手術とうつ病について

名倉は首に慢性的な痛みがあり、病院で診察を受けたところ「頚椎椎間板ヘルニア」と診断されたため、6月末に手術を行い、療養のため10日間休養していた。
椎間板ヘルニアが慢性の痛みの原因になることは決してありません。

痛みはどのようなメカニズムで生じるのか?

慢性化するのはなぜなのか?

手術は麻酔下のケガですから、一層痛みが複雑なものになる可能性があります。

名倉さんの頚痛は筋筋膜性疼痛症候群だったのでしょう。僧帽筋、斜角筋、頭板状筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋などの筋肉の痛みだったのでしょう。

トリガーポイント注射、鍼、マッサージなど簡単な治療で対処できると思われます。

慢性の痛み・・・下行性疼痛抑制系の機能低下(この神経はセロトニン作動性)

うつ状態・・・・セロトニン、ノルアドレナリンの不足

慢性の痛みとうつは脳の神経伝達物質、セロトニンが関係しているとても関係のある病態です。

無症候性のヘルニアが検査で見つかっただけのことです。

頚椎ヘルニアが原因となることがあるのは「頸髄症=頸髄マヒ」です。まれなことです。痙性歩行、指の巧緻運動障害。

病的反射(腱反射亢進、バビンスキー、トレムナー反射、フスクローヌス)がでるので外来レベルで推理できます。

頸髄症に二次的に筋痛が起きることがあります。





by junk_2004jp | 2019-08-02 13:58 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 04月 25日

タイガーウッズ

Aさんは腰の椎間板ヘルニアの手術を受けようとしていた。知人の勧めで当院を受診。

ヘルニアが痛みの原因ではないことを説明。

腰、臀部、下肢の圧痛点数カ所に1mlぐらいの局所麻酔を注射した。

経過がよく、2〜3回の受診で来院が止まった。

1ヶ月後

「あれから、すっかり良くなって、安心していたら、また痛くなりました。長時間、胡座をかいていたのが悪かったのではないかと思います。」

同じ治療で改善した。

「再発しない方法はないものでしょうか?」

「永平寺(福井県の禅寺)で修行することでしょうか(笑)。タイガーウッズは4回も腰の手術を受けたそうです。あなたは安上がりでいいですね。胡坐が発症のきっかけかもしれませんが、ストレス反応とも考えられます。頭痛や腹痛、寝違えなどもストレス反応のことがあります。」

タイガーウッズは腰4回、膝3回手術をした。

手術はウッズにとって必要な儀式だったのか。一時、大きなストレスを抱えていたのは有名な話だ。

一般人だと、これだけ手術をすると、経済的にも社会的にも立ち直ることは難しい。

そこはさすがにタイガーウッズだ。マスターズでみごと優勝した。

ウッズのようなセレブには優秀な医師などのスタッフがいるのかと思ったがそうでもないことがわかった。



by junk_2004jp | 2019-04-25 03:02 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 03月 30日

本当に困っています。助けてください。お願いします。

私は脊柱管狭窄症という診断を受けまして、・・・・という手術を受けましたのですが、・・・・本当に困っています。助けてください。お願いします。

70歳代前半の男性からメールをいただきました。

脊柱管狭窄症の手術を2度受けた通院中の男性 「もう先生しか頼るところがない、お願いします。」

手術を受けて困っている人とても多いですよ。

「脊柱管狭窄症の手術を受けたが専門病院」都会ならこれだけでやっていけると思う。

とにかく、脊柱管狭窄症という診断を真に受けないように。手術なんて、もってのほかです。

手術によってこじれにこじれるわけです。

脊柱管狭窄は中高年の6〜7割の人に見られるということです。

脊柱管狭窄が痛みやしびれの原因になることは決してありません。(ということは誤診)

遠方から来た女性、脊柱管狭窄症で手術の予定・・・

筋筋膜性疼痛症候群です。トリガーポイント注射のあとすぐに楽になりました。ただ、慢性化(中枢性感作)しているので治療には多少の時間や薬が必要でしょう。

「ベンや尿が垂れ流しになるかもしれない、と言われました。」

これは医者の脅しです。悪意はないものと思いますが・・・・。

私は40年間、医者をやっているが診たことも聞いたこともない。泌尿器科医や消化器科医の見解はどうなんだろう。

脊柱管狭窄症はは私が医師になったころはなかった。

それがあれよあれよと言う間に広がった。海外の文献からなんだろうと思うが、脊椎外科医が飛びついたわけだ。

バカげた理論に基づく手術は決して受けないことです。

これは「脊柱管狭窄症サポートツール」から
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神経の圧迫を受ける部位が少し違うだけで、痛覚が過敏になったり、麻痺になったり(笑)。

混合型って、どうなるのさ。

神経生理学の初歩の問題だよ。
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神経性間欠跛行ではないんだよね。休んだら回復するんでしょ。それは筋肉です。

筋性間欠跛行とでもいうべきか。閉塞性動脈硬化があれば、筋性間欠跛行が顕著になる。
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この本、まだ読んでませんが、少なめに見積もって80%・・・・

痛みがなぜ起きるのか、なぜ慢性化するのか、なぜ広がるのかわかっています。

1時間も勉強すれば臨床医として必要な知識は得られます。



by junk_2004jp | 2019-03-30 23:46 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 03月 16日

椎間板ヘルニアが慢性の痛みの原因ではありません。

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このQRコードはカミツレさんが作ってくれました。

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椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によると言われている腰痛、臀部痛、下肢痛は筋筋膜性疼痛症候群です。

神経根を圧迫すると、その神経の支配領域に痛みやしびれが生じるという生理学はありません。

神経根が炎症を起こしたり、血流障害を起こしたりすると痛覚が過敏(圧痛点)ができるという証拠はありません。

手術でよくなることがあるのは、プラシーボ効果か全身麻酔+筋弛緩剤効果でしょう。再発が多いです。

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by junk_2004jp | 2019-03-16 04:25 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2019年 02月 21日

脊柱管狭窄、椎間孔狭窄、椎間板ヘルニアは痛みやしびれの原因ではありません


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by junk_2004jp | 2019-02-21 22:03 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)