心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:慢性痛( 544 )


2019年 01月 05日

半月板損傷

半月板の損傷は、膝に日々痛み、うずき、こわばりを持つ人々の63%、
これらの症状がない人々の60%に見られた。

半月板断裂手術、理学療法と同等


無症状膝のMRIにおける異常所見の発生頻度




by junk_2004jp | 2019-01-05 23:41 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 12月 21日

日本の痛み治療の2大間違い「心因性」と「神経根性」


次の2つの画像は薬の説明のパンフレットからだが、気になったので一言。

「非器質的(心因性)」「神経根の圧迫」この二つの間違った概念が医師の頭にこびりついている。そのように勉強してきたからか。

この世代の医師が引退しなければならないのか。

神経根が圧迫されても痛みやしびれはおきません。だから「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって神経根が圧迫されて痛い」という診断は正当性がありません。

痛みは次の二つに分類される

①「ケガに伴った痛み」「痛風、リウマチによる痛み」・・・・炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、急性痛

ケガの治療と痛みの治療は別の問題で、痛みの治療は優先されるべき。

②「ケガが治ったのに痛い」「ケガがないのに痛い」・・・・・神経障害性疼痛、慢性痛、(心因性疼痛)

侵害受容性疼痛から神経障害性疼痛に移行したもの

最初から神経障害性疼痛だったもの(発達障害、アダルト・チルドレン、いじめ、レイプ、ハラスメント)

この二つがあるがその診断は経過をみないとわからないことがあるし、クリアに分類できるものではない。

筋肉が攣った痛みである「ぎっくり腰」はケガの痛みなのか?電子顕微鏡で筋肉を観察すればケガが発見できるかもしれないが、それをケガというのか?どちらにしても、すぐに痛みをとってやるべきだ。

テニス肘の初期は筋肉や腱の微小損傷なのだがそれをケガというべきか?

運動会の次の日に痛いのは遅発性筋痛というが、若いとすぐ回復するが高齢になると長引くことがある。これをどういう表現をすればよいのか。

とにかく痛みを早く取ってやることがキーポイントだ。

慢性痛は幻肢痛や帯状疱疹後神経痛などのCRPStype2を除けば、筋筋膜性疼痛症候群なのだ。ということは急性痛もそういうことになる。急性痛はそれにケガが付いていると考えればよい。

痛みの生理学を勉強すれば、おのずと「筋筋膜性疼痛症候群」と「生物・心理・社会的疼痛症候群」に行き着くはずだ。

「心因性」と言っている痛みも「神経根性」と言っている痛みも筋筋膜性疼痛だと気づくはずだ。

医師が他の治療家と大きく違う点は、診断してそれを患者に告げることだと思う。どのように告げたほうが治りがよいかを考える必要がある。

次に、治療手段がとても多いことだ。これがアダになっていることも少なくない。たとえば神経根ブロックやヒアルロン酸の関節注入、手術もいい結果でないことが多い。薬の選択も多い。

現状では無医村の高齢者の方が元気だと言われかねない(笑)。

b0052170_13335535.jpg
b0052170_13331763.jpg




by junk_2004jp | 2018-12-21 14:01 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 11月 05日

発達障害と慢性痛


b0052170_13135349.jpg

私の患者さんの中にもかなりいるように思う。

発達障害が必ず痛みを持つといっているのではない。

学校の先生をしていた高齢の女性、ほぼ全身に痛みがあるのだが、特に介護が必要なわけではない。

勉強でも運動でもやりだしたら止まらなかったということだ。だから大学でも優秀だったそうな。今は痛みがその対象になっているみたいだ。私はアスペルガーっぽい印象をもっている。

精神科と当院を掛け持ちで通院している人もいるが、当院だけの人もいる。

時間を構わず電話をかけてくる頚痛の女性、私はアスペルガーだと思っていて、本人に伝えたが本人は納得していなかった。先日、病院で「発達障害」と診断されたといっていた。

ヘルニアの手術をしたがよくならない人もいる。

発達障害はいろいろなパターンがあって、専門家でないと診断は難しいのだろう。

病気ではなく障害でその程度は様々で学校や病院の先生のなかにもアスペルガーはいるだろう。

身体科の医師の診断では中枢性の痛覚過敏あるいは筋肉のこわばり。

ドクター・ガラパゴスに捕まって、手術を繰り返すような人生にならないよう、薬でフラフラにならないように、また、簡単安価な医療で支えてやりたいものだ。


by junk_2004jp | 2018-11-05 13:48 | 慢性痛 | Comments(2)
2018年 10月 26日

腰を4回手術

専門医とはある病気(たとえば腰痛などの筋骨格系の病気)については、熟知していて、経験も豊富ですよと世間に公表していることです。

その専門医が痛みの生理学を知らないと思いますか?

知らないんですよ。だから手術をしているのです。

藁をも掴む思いで患者さんは受診して大きな期待をもって手術するのでしょう。

従業員(看護師、理学療法士)はもう気づいていると思いますが、だれも医師に忠告できませんね。

医師は自信満々なのでしょう。

Aさん(70歳代、女性)は脊椎手術の件数を誇るB病院で脊柱管狭窄症などで4回手術を受けましたがよくなりませんでした。

私はB病院で手術を受けた人をいっぱい診ています。

腸腰筋、脊椎起立筋、大腿部、下腿部にできた圧痛点、数カ所にトリガーポイント注射をして動いてもらいました。

Aさんはすぐに軽くなったと笑顔でお答えになりました。

慢性化した筋筋膜性疼痛症候群なのです。つまり中枢性の痛覚過敏症です。それしかありえません。

A「今度はいつ来たらいいのですか?」

私「個人差がありますのでなんとも言えませんが遠方(山を超えた所)ですので1週間〜2週間したらきてください。」
 「薬が必要かどうかも経過をみて判断しましょう。」
 「どのようにして来られましたか?」

A「夫に車でつれて来てもらいました。」

私「なぜここに来ることになったのですか?」

A「B病院に入院している時にお友達になった方から、電話で聞いたのです。その方も手術をしたが良くならなかったのですが、こちらでとても良くなったから行ってみなさいと。」

私「そうですか、そういう方、とても多いですね。」
 「きっとよくなると思います。なるべく歩いたりして動くようにしてください。」

脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアが腰や下肢の痛みやしびれの原因になることは決してありません。

神経を圧迫すると痛みやしびれが生じるという生理学は存在しないのです。



by junk_2004jp | 2018-10-26 19:00 | 慢性痛 | Comments(7)
2018年 10月 20日

腰痛治療で「手術」を安易に選んではいけない理由






by junk_2004jp | 2018-10-20 02:02 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 10月 17日

慢性の痛み

b0052170_16560353.jpg

この会は医師だけの会なのでしょうか。

私の市にも慢性痛の会ができたようです。

私の業界(臨床医学)は薬屋さんのプロパガンダに左右される傾向があります。医者も勉強しているのですが、製薬会社の組織力、情報収集力、MR数などに圧倒されるわけです。

2001年、パルクス、リプル(プロスタグランジンE1)が発売されると、脊柱管狭窄症が降ってわいたように有名になりました。今も続いていますが。これは食わせ物でした。(と私は思っています。)

今回は、サインバルタが腰痛や膝痛の適応が取れたし、リリカ、トラムセット、トラマール、ワントラム、ノルスパンテープなど慢性の痛みの治療薬が登場しましたので「慢性の痛み」がブームになってきたという次第です。

慢性の痛みは平均3ヶ月で出来上がるといわれます。

痛みそのものが治療の対象です。中枢性の痛覚過敏です。敏感になった火災報知器を想像してください。蚊取り線香にも反応、お湯を沸かすにも反応する状態を想像してください。

何かを治したら痛みが治るという問題ではないのです。

痛みの認知システムそのものの不具合(過敏化)です。

急性期=痛み+(あるかも、ないかもしれない)ケガ。

明らかにケガがあれば急性痛で、ケガの治療と痛みの治療は別問題として取り扱うべきです。(炎症性疼痛)

明らかなケガがなければ当初から慢性痛と考えられのです。(急性期慢性痛)

痛みの大敵は不安です。(完璧主義、こだわり、気にする)

整形外科を受診したとき、レントゲンやMRIを撮ることが多いのですが・・・

「とくに異常ありません。」と言われたり、健常人でもある「すべり、分離、ヘルニア、軟骨変性、脊柱管狭窄」を痛みの原因のように説明されるでしょう。

そのような説明を聞くことによって、不安の人はますます悪化しますね。

医者にとっても治しようがないですね。だから「痛みと付き合って」「治りません」「痛み止めをだしましょうか」ということになるのです。

今までがそういう学問だったのです。医師もかわいそうなもんです。間違った学問をしていたのですから。

今まで信じてきた痛みの原因を捨ててしまわない限り「慢性の痛み」は理解できません。
b0052170_20151175.jpg
御意




by junk_2004jp | 2018-10-17 20:17 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 10月 09日

慢性痛は精神科医が診断すれば「身体表現性障害の中の疼痛性障害」

b0052170_02540413.jpg

「原因不明の身体症状」との付き合い方」

「脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、変形性関節症など、原因がわかっている!」とは思わないで。

整形外科医の勉強不足による早ガッテンだ。

b0052170_03015437.jpg
b0052170_03060735.jpg
b0052170_03063764.jpg
b0052170_03071571.jpg
慢性痛を身体科医師が診断すれば「筋筋膜性疼痛症候群」「線維筋痛症」ということになる。

ヘルニアや狭窄症などはただ構造の状態を言ってるだけで慢性痛の原因ではない。

慢性痛は脳の機能異常(痛覚過敏)だと言われている。

脳という身体の一部の機能異常なのだ。それを「心」と表現するかは議論の余地がある。

一口に慢性痛と言っても身体科よりなものから、精神科よりなものまで幅広いスペクトラムがある。

生物・心理・社会的疼痛症候群

不安、徹底的にやりすぎる人、頑張り屋、医原性

急性痛から慢性痛に移行したもの

最初から慢性痛(不安障害、トラウマ、PTSD)

飛鳥、奈良時代とあまり変わりがない。より複雑になっているかもしれない。

b0052170_03151672.jpg
中宮寺・弥勒菩薩半跏思惟像
「苦・辛・悲・痛み、どないしたらいいものか〜」

b0052170_03195358.jpg
興福寺・千手観音
「いろんな手で解決しまっせ!」

b0052170_03273459.jpg
薬師寺・薬師三尊
「お薬あるよ!」




by junk_2004jp | 2018-10-09 03:36 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 09月 15日

アドヒアランスとコンプライアンス


アドヒアランスとは、聞きなれない言葉ですが、「患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること」を意味します。

日本では、どちらかと言えば、患者さんが医師や薬剤師などから指示された治療法を、指示の通りにきちんと守って実行するコンプライアンス(服薬順守)が行われています。しかし、欧米ではコンプライアンスよりもアドヒアランスが主流になりつつあります。指示されたことに従うというより、患者さん自身が責任を持って治療を進めていこうという考え方です。


骨粗鬆症の治療はコンプライアンス的

慢性痛の治療はアドヒアランス的


厳密にいうとこのようになるのでしょうか。

痛みはexperience(体験、経験)と定義されています。

だから他人(医師等)には分かりようがないのです。数値化、画像化できません。

慢性痛の治療には患者さんが積極的に関わってもらわなくてはならないのです。

そのためには、少し勉強してもらわないといけない。

「軟骨が減っているから、脊柱管狭窄だから、ヘルニアだから」という医学は間違っていたのです。

洗脳されると脱出が難しいことがあります。もっとも洗脳されているのが皮肉にも整形外科医だったりして。

アドヒアランス的治療の訓練を医師は受けて来なかった。若い医師はこのテクニックを是非勉強してください。



by junk_2004jp | 2018-09-15 16:10 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 09月 07日

医師から変わるのは期待薄

b0052170_20392171.jpg
これは私の著書「腰痛はトリガーポイントブロックで治る!」のカバー


⑴「神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる」⑵「老化した関節や変形した骨は痛む」

この間違った説を医師が自ら捨てるのにはまだまだ時間がかかるのではないか。あと二世代ぐらいはかかるのでは?

代替治療家に期待する。

患者さんも勉強してFake 説(間違った説)に惑わされないことだ。

現在はどうなっているのか知らないが、私が若かったころは、外来、手術、病棟の医師はそれぞれ別人。ということは最終的な責任はどこに?

たとえば、上肢痛、腰痛、膝痛などを訴える患者さんはたくさんいるが、それぞれの専門医が診ることが多く、全体像として捉える訓練が少ない。

手術のあとはリハビリ任せ、あるいは紹介した病院、医院に返す。経過を診ることが少ない。

このようなことで、またプライドもあるし、なかなか変えられることはないように思われる。

私のところでは毎日のように、大学が絡んだ患者さんがくる。

大学でよくならず、診療所でよくなる。普通に考えると逆だね。

たとえば

・大学でヘルニアの手術→同じ年にA病院で脊柱管狭窄症の手術→同じ年にB病院でまたもや脊柱管狭窄症の手術

・ある日急に腰痛で歩けなくなる、大学病院ですべり症という診断で固定術を受けた。腰痛はすぐに治ったが以来、両下肢の痛み、しびれが続いている。

こんな病歴を聞くと、まず、間違いなく想像できるのは「不安障害」



by junk_2004jp | 2018-09-07 21:25 | 慢性痛 | Comments(0)
2018年 09月 03日

ランナーズハイ


ある慢性痛のビデオでいっていたことですが、(それは医療用のビデオで公開はできない)慢性痛の治療のキーポイントは運動ということです。

ランナーズハイで起きる現象、脳内麻薬を利用することで説明できる。

集団でやると効果的。

チンタラではなくてある程度がんばって、継続して、楽しんで。

慢性痛は中枢性の痛覚過敏(中枢感作)、中枢可塑の狂乱、と言われている。

それを改善する方法として脳内麻薬を利用する。

脳内麻薬をどうしたら利用できるのか。それは個人差があります。

ウォーカーズハイ (ポールウォーキングなど)

カラオケ・ハイ

ゲーマーズハイ 

スポーツ、音楽の鑑賞によるハイ (スポーツ観戦、コンサート)

集団で痛みについて語り合うハイ

簡単な除痛治療や薬で痛みをとり脳内麻薬を利用する。

医師に診てもらうことは現状では悪い影響を受ける傾向があります。

多くの医師は画像(レントゲンやMRI)に映る異常が痛みの原因だという教育を受けています。

教授だってそうなんですよ。従来の教えに忠実に努力してトップを極めた人なんですから。

ところが残念ながら時代は変わってきたのです。




by junk_2004jp | 2018-09-03 21:04 | 慢性痛 | Comments(2)