心療整形外科

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2013年 09月 06日

大学の先生もトリガーポイントブロック

脊柱管狭窄症と診断されて、治療しているがよくならないAさん、

遠方から来院されました。

どういういきさつで当院にきたのかお尋ねしたところ、

「この本に先生のことが出ていたからです。」ということで見せてもらったのがこの本です。

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帝京大学整形外科准教授 小林誠先生(東大医学部卒医学博士) の著作です。

ざーっと見ましたが私と同じような見解です。

このように大学の准教授の先生も整形外科や脊椎外科の非常識をいっていらっしゃいます。

痛みの医療は100年前の間違った理論に未だに引きずられています。

考え方を変える時期です。



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by junk_2004jp | 2013-09-06 16:15 | 痛みの生理学 | Comments(0)
2013年 09月 02日

「慢性痛」という概念は構造派(手術派)の考えと相いれない

慢性痛とは、痛みの悪循環が相当日数続いて、消炎鎮痛剤(NSAIDs)がもはや効かなくなった痛みです。

はっきりした日数の決まりはありません。

強い痛みなら数日で、3週間とか3カ月という説もあります。傷が十分治ったと思われる期間が過ぎても痛みが続くものをいいます。

おたまじゃくし→かえる

青虫→蝶

急性痛→慢性痛

痛みが大きく変容するのです。

痛みの可塑性、痛みは歪む。

中枢性感作、末梢性感作。

痛みが記憶される。

急性痛は治りやすいですが、慢性痛は治り難く、疼痛管理になることもすくないありません。

先日、慈恵医大ペインの北原先生は講演ですべての慢性痛を「慢性痛症候群」と呼べばいいとおっしゃっていました。

MPSは慢性痛になりやすい。ほとんどの慢性痛はMPSの慢性痛です。線維筋痛症はMPSの最たるものです。

CRPSも、線維筋痛症も、慢性MPSもすべてまとめて、「慢性痛症候群」ということにするのです。治療法に変わりがないですから。

リウマチは繰り返される炎症で長くつづいていても慢性痛とは一般にはいいません。繰り返される急性痛です。

慢性痛を防ぐには、痛みをがまんしないでなるべく早くブロックすることです。痛みを止めることです。

構造派(手術派)の医師なら、「なるべく早くヘルニアを取る、脊柱管を広くしなくてはいけない」になりますね。

手術で治らなかったら、再手術しなければなりません。

痛くなったら何度も何度も手術をしなくてはなりません。

桂歌丸さんは脊柱管狭窄症で3回手術をしました。

杉良太郎さんは椎間板ヘルニアで3回手術をしました。

いずれも新聞などで発表されています。

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by junk_2004jp | 2013-09-02 20:23 | 慢性痛 | Comments(0)
2013年 09月 01日

慢性痛と経済

慢性痛になると、ときには大きな経済的負担になり、生活設計ができなくなってしまうことがあります。

病院めぐりをしても、どこでもレントゲン、MRIを撮ってくだらない説明をうけます。

鍼灸、マッサージに通っても、いい状態を保つにすぎず、金銭も負担になってきます。

有名病院の脊椎脊髄専門医の勧めで手術をしたところで、よくなるのはプラセボ効果でしばらくのあいだ。

また痛くなり、2回、3回と手術を受けて、さらに辛い痛みを抱えている人がたくさんいます。

画像検査(レントゲン、MRI)は悪性腫瘍、感染症、リウマチ系、骨折など、の除外診断しかありません。

病歴を聞いただけで、ほとんどは判断できます。

「脊柱管が狭い、ヘルニアがある、椎間板が悪い」・・・こんなことが痛みの原因ではありません。

生理学でも説明できません。疫学的にも説明できません。臨床経過でも説明できません。

ただ、医師が個人的にそう思っているということです。科学で証明されているわけではないのです。

20世紀に流行った診断のしかたです。日本では未だにこれが行われています。

もう、これが間違いだったことは分かっていることです。

痛みは早く止めることです。そして慢性化しないようにすることです。

残念ながら慢性痛になったなら、「どのようにして、疼痛管理をすればいいか」を研究することです。

レントゲンやMRIを撮りたがる医師にかからないこと。

手術を勧める医師にかからないこと。

自分に合う薬を見つけること。

ほとんどの痛みはMPSです。

MPSは慢性化しやすい。特に、頚、腰。

MPSでない痛みを書きます。
悪性腫瘍、感染症、リウマチ系(痛風も)、神経障害性疼痛(幻肢痛、帯状疱疹後神経痛、末梢神経・脊髄損傷後の痛み)、精神科的痛み(疼痛性障害)


骨折の痛みもMPSと考えていいです。

構造(骨折)の治療と痛みの治療は別問題です。

精神科的疼痛(疼痛性障害)とMPSの鑑別はとても難しい。数人の医師が時間をかけて鑑定する。

とにかく、痛みの治療はとても大切です。

早く痛みを止めることです。

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by junk_2004jp | 2013-09-01 13:44 | 慢性痛 | Comments(0)